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【芸能・社会】ロックバンドくるりが民謡 「石巻復興節」地元限定販売2012年2月24日 紙面から
人気ロックバンド、くるりが制作した民謡「石巻復興節」(500円)が来月12日から、宮城県石巻市内で限定発売されることになった。ほかにネット通販でも販売(700円)、売り上げの一部と収益を現地の復興支援に役立てる。番組企画でできた異色の民謡による、くるり流ピンポイント復興支援作戦だ。 「石巻復興節」は、昨年10月24日に放送されたNHKBSプレミアム「きらり!東北の秋『石川さゆり 東北民謡との出会い旅』」で誕生した。くるりが出身地の京都で開催する京都音楽博覧会(2009年)にゲスト出演してもらった縁で交流のあった石川から、今度はくるりの岸田繁(35)に、民謡制作の依頼が舞い込んだ。民謡の宝庫でもある東北が東日本大震災によって悲惨な状況に追い込まれ、民謡の危機を感じた石川が、被災地の人たちに、地元ゆかりの民謡を歌って聴かせるだけでなく、新しい民謡を作ろうという企画。石巻市内の仮設住宅・開成団地などで生活する人たちをたずね、新民謡に盛り込む言葉や名所などを募集した。 岸田が新作の民謡を手掛けたのは、もちろん初めて。それでも、被災者の人たちの郷土愛にあふれた数々のフレーズをつなぎ合わせ、元気や希望に満ちあふれる明るい曲調の作品に仕上げた。 番組では、完成した「石巻復興節」を開成団地の人たちに届けるところで終わった。くるりは、その後の全国ツアーで訪れた9カ所でファンの前で披露。さらに11月10日には、再び開成団地に出掛け、集会所に集まった数十人の人たちの前で生披露して感激させた。 その後、地元の熱い要望もあり、CD制作が決定。全国ツアーバージョンを基に、京都で録音が行われ、くるりと東北ライブツアーを回った細野晴臣(64)も参加した。 「日和山から見下ろせば 空のみんなと見下ろせば 津波押し寄せ 悲しめば やっぺす石巻 がんばっちゃ」「負けるもんかのすぐそばに 友の絆が生まれます 笑顔で話す 被災にも やっぺす石巻 がんばっちゃ」と歌われる復興節。 岸田は、「もう見ることができない思い出の景色や、津波の恐怖、漁業や水産加工業への誇り、新しい町として復興することへの強い思いが込められています。石巻の方々が未来の石巻のために歌い継いでいってほしいと思っています」と話している。 PR情報
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