静岡市葵区の国道1号「静清(せいしん)バイパス」で14日、全国で初めて本格的な自転車の一方通行規制が始まった。対象区間で行われたセレモニーで住民、国道事務所、警察関係者らが「渡り初め」をした。
規制区間は賤機山(しずはたやま)トンネルとその前後、計約800メートル。逆走すると、3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金の対象となる。
これまでは上り線だけにあった歩道を歩行者と自転車が使っていたが、自転車の通行量が1日平均1500台(11年11月)あった。車道の拡幅に合わせ、下り線にも歩道を設置。自転車用と歩行者用のエリアに分け、接触を防ぐようにした。規制区間を最初に渡った静岡市葵区の稲垣竹治さん(81)は「危ないと思っていたので歓迎したい」と話した。【平塚雄太】
毎日新聞 2012年2月14日 東京夕刊
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