FaceBookとスパイ活動
FaceBookやtwitter、Youtubeのような、いわゆるソーシャルメディアがいろんな面で話題となっているが、スパイ活動の重要なツールになっていることは案外知られていない様だ。
http://globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=29288
Mediterranean Council for Intelligence Studies’ (MCIS)という組織の発行する2012年の年報によれば、FaceBookやtwitter、Youtubeのようなソーシャルメディアは諜報機関の情報収集のツールとして使われるばかりではなく、その国の政情を不安定にさせるための、宣伝やデマを流すためのツールとして使われているという。そのもっとも典型的な例が”アラブの春”だという。
アメリカ政府はHBGaryという会社と契約し、FaceBookに多数のニセのアカウントを作るツールを作ることを契約した。インターネット上に仮想の世論を作り出し、宣伝やデマを流すのに使われるという。http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=25060
反体制活動家のリクルーティングやトレーニングにも使われている様だ。
これらの反体制家へのインターネットでの支援活動はCIAとリンクしたFreedom House.というところでも行われている。(どうやらブッシュ前大統領と関連があるらしい)
“The Conference on Cyber Dissidents: Global Successes and Challenges”.
サイバー反体制活動家の会議:成功と挑戦
http://www.bushcenter.com/articles/successes-and-challenges#stay
この組織は中国、キューバ、イラン、シリア、ロシアを自由の無い国として、ベネゼラ、コロンビアを自由が脅かされている国として活動の対称としている。(自由が無いサウジアラビア、バーレーンは対称とされていない。これはアメリカの友好国だかららしい)
これらの組織の活動の目的は、アメリカの非友好国の反体制活動家を支援して、政権を非安定化するのが目的と言われる。インターネットの自由と言われるが、スパイ活動も自由になるというわけだ。
規模の大小はあれ、これはアメリカだけの事ではあるまい。
最近マスコミでインタネットの情報が取り上げられる事が多いが、簡単には鵜呑みにできないということである。それがもんじゃ焼きの宣伝程度ならいいが、世論操作や政府転覆工作にも使われているのだ。
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