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【スポーツ】

名古屋ウィメンズマラソン激戦!! 赤羽、野口らで五輪切符争う

2012年2月23日 紙面から

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 ロンドン五輪代表最終選考会を兼ねて3月11日に行われる名古屋ウィメンズマラソン(ナゴヤドーム発着、中日新聞社、日本陸上競技連盟主催)の主な出場選手が22日、マラソンフェスティバルナゴヤ・愛知実行委員会事務局から発表された。アテネ五輪金メダリスト野口みずき(33)=シスメックス=、2009年世界選手権銀メダリスト尾崎好美(30)=第一生命=ら日本屈指の選手が集結。一般女性ランナー1万4500人の後押しも受け、歴史に残る五輪切符争奪戦になりそうだ。

 「レベルの高い選手が数多く、30キロ以降は目が離せない展開になるのでは」。日本陸連の尾県専務理事がそう語るように豪華メンバーによる激戦は必至だ。野口をはじめ08年以降の五輪、世界選手権で日本代表になった選手11人中9人がエントリー。海外からはシドニー五輪2位のリディア・シモン(ルーマニア)、アテネ、北京両五輪2位のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)ら実績抜群のベテランも参戦し、混戦に拍車をかける。

 優勝候補の筆頭は、昨夏の世界選手権(韓国・大邱)で日本勢トップの5位になった赤羽有紀子(ホクレン)だ。北京五輪にトラックで出場したスピードを持ち、どんな展開になっても力を出せるのが強み。当初予定していた東京マラソンからの路線変更も影響は少ない。尾崎は昨年11月の横浜国際で2位に敗れての再挑戦。前回の敗戦を拭い去るだけの内容が求められるがレース運びの面で、やや不利。左太もも裏炎症で1月の大阪国際からスライドした野口は幸い軽症だった。フルマラソン4年4カ月ぶりのブランクを断トツの能力で埋められるか。

 早くからここに照準を合わせていた世界選手権10位の中里麗美(ダイハツ)は順調に仕上がり、マラソンデビューした名古屋で初Vを飾る可能性も十分。同22位の伊藤舞(大塚製薬)も好調。この2人は実力者を一掃する力の持ち主だ。09年勝者の藤永佳子、10年勝者の加納由理(ともに資生堂)、前日本記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)ら有力選手の名を挙げればきりがない。

 東日本大震災に見舞われたあの日からちょうど1年、女子ランナーたちの力走が、全国に勇気と希望を届ける。

 

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