中国の空中給油機
我が国の武器三原則の撤廃に関してはいろいろな提言があり最近は賛成の意見も多くなってきている。
経済不振の中日本が周辺諸国の軍備拡大に反比例するかのように年々防衛費を縮小してきているからであろう。
その武器三原則の撤廃の是非は後段として此処で気になる記事を留め置いて居たので紹介して私見を申し述べたいと思う。
その記事に照らして「それでは日本はこのままで良いのか」?と後で問いたいのである?
さてそのニュースと云えば
「中国で兵器産業に民間企業が本格参入 国産化に拍車」と言う記事である。“最後尾にURL記載参照されたい“
中国の軍需(兵器)産業の発展は最近目覚ましものがある。
その経緯は下記の通り
中国は従来主にロシアの武器を調達若しくはロシアの技術協力や指導の下で国営企業が生産し軍に供給して来ていた。
此処に来て民間に研究・開発・生産を開放したいという事は兵器産業を開放する事で民間の情報収集を利用し又その産業の裾野を広げると共にその他の産業の国際競争力の増進につなげたいという目論見が見て取れる。
中国は先の有人衛星の打ち上げに成功して以来、特に情報衛星の打ち上げに力を入れておりアメリカの情報衛星から独立した自前の情報衛星(GPS)の運営体制の下次期プレゼンスを急いでいる事情もある。
緊急時の憂いと軍事的精度を上げる為には自前の衛星利用に切り替える事が不可欠としているのであろう。
今の中国のこれら技術はアメリカが絶頂・有頂天に有った2000年前後までのシリコンバレーを始め、研修名目で留学・派遣・或いは私的目的を装った大学など各重要機関への中国ならではの潜入派遣で知識技術を修得させて本国の発展に寄与させて来たと見るべきでありその多くは非合法?に得て来たと強く推量・推察するところも多々ある。
また華僑の高等教育の子弟たちが各国の研究機関さらには先端企業に潜入いわゆる産業スパイ(昔で言う草)として情報収集してきた集大成が今の、中国の軍産の基礎発展に繋がっているという事に異論を挟む余地がない。
事実産業スパイ容疑等の摘発並びに国外追放は枚挙にいとまなかったのは周知の通りである。
更に迂闊だったのは一時期のロシアである。
ロシアは中国の軍需防衛の供給国であるという自負泰然の時期もあったがソ連邦崩壊以後の経済及び外交の失速で政・軍ともに危機管理能力は壊滅状態となった。後にロケット技術を主に「頭脳と共に中国に完璧に技術移転」をさせてしまった事であった。
中国は労せずしてロシアが蓄積してきた宇宙先端科学を短期間の間に手にしたことになりソ連邦の崩壊は中国においては千載一遇のチャンスとなった。
と言う事はアメリカを凌ぐと云われるロシアのロケット技術や宇宙科学は既に中国にそのソフト・ハード共に完全に移転をし終わっていると今は見るべきである。
今回これら軍事産業に自信を得た中国が武器関連を民間に開放したという事は確たる技術に自信を得て、今後は民間に開放する事による競争発展に軸足を置いたもので「民間に鎬を削らせる」事によって更なる技術発展を目指そうという事である。
貪欲に覇権主義を増大させるだけで指針に陰りを見る事はまず当分はない。
アメリカの産業発展(鉱工業)の近代史を見るまでもなく画期的技術開発はすべてと言っていいほど軍産の研究開発による所が大きい・・更にその周辺から派生した商品の数々は多岐に亘り我々の日常生活の向上にも寄与しているのは承知の通りである。
中国がこのまま複合多岐に亘る技術を発展させる先には日本と言う国は眼中になくアメリカを凌駕する覇権国家となる事を夢見ているであろう。
さてそこで日本はどうか?経済的地位低下と共に国際的影響力は限りなく低下しつつある。
しつつあると言う表現では現下の危機的状況を説明する為には物足りない「日々・急坂を転げ落ちるが如く!!」と言い換えるべきなのかも分らない。
しかも先の通り周辺諸国特に中国・韓国の軍備拡大は止まらない・・シンガポールの有力者が今回アメリカを訪問「鳩山政権の東アジア政策を暗に批判」東アジアの安定には従前以上にアメリカの関与・協力がないと中国の台頭とその軍事的脅威には耐えられないと発言しています。
これはアメリカへのリップサービスではない鳩山政権の東アジア構想に対して直接触れなかったとしているが?言い換えればアジアにおいて最早日本の存在・影響力は限りなく低下している・・と解すべきなのである。
韓国もまた竹島云々の度に、「最早、我々は嘗ての・・弱虫(小国)ではない」と日本を挑発している・・と・・受け取れる発言を繰り返している。
長文になり読み方のお疲れを懸念する所からここで終わりとするが・・・
それでは再度「能天気の日本は如何する」べきか?
次回も同様のテーマで拙文を繰り広げたい・・・
なお中国の兵器産業の民間開放に関する記事は下記のURLを参照されたい。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091027/chn0910271804004-n1.htm
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中国脅威論は、架空に近い妄想でしょう。今の中国は他国を侵略するより、国内問題の解決に精一杯です。後30年も経てば何とか落ち着くでしょうが、日本を仮想敵国とするには、経済的に大きな問題が介在するでしょう。能天気かもしれませんが・・・。
2009/11/2(月) 午後 6:09 [ 熱海の爺 ]
熱海に爺様
今日はさわりだけで本論まで行っていませんが・・爺様ほどの方がその認識では困りますよ。
アメリカ空軍は中国空軍から常に台湾海峡等で一触即発の挑発を常に受けているのです。
アメリカの国債を買ったのも戦略の一環で台湾の帰属に対してアメリカの矛を鈍らせる事が目的です。台湾の馬政権の中国よりの施策で既に台湾は風前の灯です。
その後に来るのは尖閣諸島の権益主張と我が国の南西諸島への干渉です・・いまや常識です。
既に権益は次々に侵されて尖閣のガス田はまず日本の介入は無理です。既存のガス田への参加は不可能となっています。
さらに中国は国内事情と軍備は完全に別と考えたほうがいいです・・アメリカとも政治の表舞台では友好関係を築くかの様に見える、双方の政権ですが・・中国軍の中枢強硬派は全く政権の影響を最終的には受けません。所謂二重権力構造です。
アメリカと中国は一触即発の危機回避の為の交渉に既に入っています。
つづく
2009/11/2(月) 午後 7:28 [ 天空 ]
貴殿が云う?30年後は日本同様少子化と人口の老齢化で崩壊に向かうかも分りませんが?
今後30年が中国の独壇場と成る事はまず確実です。
崩壊したら北朝鮮の比ではないでしょう・・日本も同時に崩壊の憂き目に合わないとも限りませんよ。
軍事力では既に日本を遥かに凌いでいます。ロケット技術は前にも書いたように精度は日本が上と思いますが?
弾道ミサイルは日本には有りません。
私に主張がまだ結論の域に入っていませんから恐らく次回あたりからコメントも増えると思いますよ。
アクセスは相当数に上っています。
コメント有難う御座います。
2009/11/2(月) 午後 7:34 [ 天空 ]
余り剥きになって、敵視するより、平和で共存・共栄を図ることこそ日中関係を平穏に導く方法だと思いますが如何でしょう。軍事競争は不毛な理論ですよ!。
2009/11/2(月) 午後 8:57 [ 熱海の爺 ]
高々シナ駐在12年目の小生ですが、民間に住居し当国を眺め感じていることは、非常に強かで覇権のためには如何なる批判(まして口頭だけの批判など完全無視)・抵抗にも屈しない国だということです。進出している日系駐在員は毎日その縮図とも言える各工場で彼らの強かさに手を焼いております。
無責任な日系ビジネスの煽動で大陸進出した中小企業の中には、その強かさに負け、ケツの毛まで抜かれ工場を畳んだ企業は少なくありません。軍事面のロシア、経済面の日本他進出した欧米企業、当国はソコソコ自信が持てるようになった段階で、一挙に外国企業排斥法などを打ち出し、世界相手に攻勢に出る可能性は十分考えられます。
2009/11/2(月) 午後 10:08
フィリピン・インドネシアの例を挙げるまでもなく、華僑のネットワークで各国は骨抜き状態、早く漢族の本質に気付き抜本的対策を打ってゆかなければとんでもない事態になるのではないでしょうか?
4〜5年前から大連港に繋がれていたロシアの中古空母がようやく別の形で花を咲かそうとしています。
この経緯を真剣に追っていたのは小生だけでしょうか?
シナとはこんな国なのであります。
日本の政治家も経済面だけのメリットを追っかけず、防衛面でもお隣さんの動向にもう少し敏感になって欲しいのですが。
傑作
2009/11/2(月) 午後 10:09
熱海の爺様
その意見なら私ではなく中国に意見をしなければなりませんね。
中国が世界とウイグルとチベットと更に日本と共存共栄をしてくれればいいですけど爺様が言ってみてください?
なお今意見を簡単に移行されましたが脈略が乱れては真摯にコメントに回答しても意味があありません。
貴殿が書かれた意見への私のコメントに反応?してから次に移行してもらえませんか?
不毛とはあなたの方では有りませんか?
質疑がかみ合わないほど不毛な事はありません。
鳩山政権の友愛あなたの友愛その様に行けばいいですね。
数行ではなく理路整然と如何すれば軍拡でなく共存共栄になるかをあなたの独自の考えを教えてください。
せめて中国の空母の建造も止めるぐらいの意見をお願いいたします。
揶揄する為なら他でやってください。
その次元に私は下りたくありませんのでお願いいたします。
2009/11/2(月) 午後 10:25 [ 天空 ]
今晩は。
中韓は、軍事拡大の中、
日本一国は、相変わらず性善説に立ち、「友愛精神」で
対すれば平和解決すると夢物語を云っている日本政府じゃ、気付いた時には、亡国になります。
今や中韓は、日本が米国から離れ、孤立無援になる事を、
お題目のように唱え、正に、その時きたとばかりに、ネット上では歓喜に沸いていると云う。
そいう反面、中国は、水面下で米国と手を繋ぎ、
過って味わったような、日米関係いや、米中関係を構築しようと企んでいると・・・
(強(したた)かな国家との友好はないです)
傑作
2009/11/2(月) 午後 10:52
敷島さん
ご意見の内容から判断する所?ご機嫌も回復!気力の充電も完了とお見受けいたします。
そうですか大陸を翔けて12年(大命の12年)ですか?私は貴殿のその気概に肝銘感服いたします。
さてコメントの件ですが縷々の事例真にこの国の不遜許し難いものがあります。
常に労せずして詐取する。
辛難辛苦の貴殿等戦士の指導・研究成果に対しても感謝と言うものが有りませんね。
貴殿の意見に出会ってから随分関連の書籍もあさりました。
この国の貪欲には限りがありませんね。
ただ法律的ガードの少ない中身辺には充分にお気を付けください。
さて中国の台頭を最も恐れているのが東南アジアとオーストラリアのようですね。
人種的には浅からぬ関係のシンガポールも相当危惧しているようです。
冷戦時の巨頭「ロシア」は血肉を吸い取られ・食まれて最早中国の裏庭の番犬に成り下がったようですね。
貴殿指摘の空母の形骸(残骸)は形を変えてメイドイン・チャイナとして数年後!!臆面もなく堂々と登場してくる事でしょう。
傑作コメント有難う御座います。
2009/11/2(月) 午後 11:18 [ 天空 ]
reikoさん
ロゴを(?)柔らかくされましたね。
流石ですね・・状況分析・・中韓の日本とアメリカへの「深謀遠慮」真に小賢しく噴飯ものです。
生来の曲者、性根が腐っている訳ですから対処の仕方がありません。
日本の友愛に「にこり」として裏では「最早相手にする国ではない」と今度は縋って来るアメリカをどの様に料理すべきかと?思案に暮れているようですね。
ロシアはご存知の通り仮死状態にして上手く料理して食べましたね。
今は見る影もありません・・方やアメリカの方は少しは暴れるかと米国債で手なずけた様ですね。
アメリカもアメリカです・・「貧すれば鈍す」・・分っていても「背に腹はかえられぬ」尻尾を振って「長安詣で!ならぬ北京詣で!」アメリカもイラクとアフガンが高くつきました。
そのアメリカも日本も真のパートナーを見失ったら百年の悔悟となる事でしょう・・それにしても800兆円の半分を国防に回していたら「明日も日本晴れだった」でしょうね。Reikoさん
傑作コメント有難うございます。
2009/11/2(月) 午後 11:56 [ 天空 ]
>数行ではなく理路整然と如何すれば軍拡でなく共存共栄になるかをあなたの独自の考えを教えてください。<
ご指摘に答え「戦争と平和」について、爺のブログに意見を述べさせていただきました。反論をお待ちしております。
2009/11/3(火) 午後 0:53 [ 熱海の爺 ]
熱海の爺様
私は自分の意見として自分のブログに掲載したのです。
自己主張の趣旨はお分かりですか?意味合いが全く違います・・其処をお分かりでなければ・・コメントを私の所には今後ご遠慮ください。
コメントを頂く度に彼方のブログに行って議論をするのはそもそも私は本意としません。
彼方が寄せた上記のコメントを再度読んで見てください・・その回答がこれです・・ご無礼な話でしょう?
トルストイのタイトルですか?既に読みましたので?遠慮します。
はなから内容が想像できますから意見を申し上げる事はありません。
中国の軍拡を現実的に止める方法があったら簡潔にここで述べてください。
このブログの意見もまだ集約されていません・・途中であると断って有りますがこの時点で良いのであれば?
抽象論は全くいりません。
後一つ出来たら尖閣のガス田の日本の分を無償で貰いたいのですが?如何しましょう?元々日本のガスですからね。
2009/11/3(火) 午後 2:56 [ 天空 ]