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木嶋被告、練炭“実験”で「危険度」認識…3人不審死公判

スポーツ報知 2月22日(水)8時3分配信

 練炭自殺に見せかけ、交際男性3人を殺害したとして殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第25回公判が21日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で行われ、木嶋被告が練炭事故の危険性を認識していたことが証言から浮き彫りになった。

 この日行われた被告人質問で、弁護側は木嶋被告が使用していた練炭とコンロの購入経緯や用途などについて尋ねた。それによると、木嶋被告は、09年1月5日、練炭を1箱買う際、初めて燃焼用のコンロ3個も購入。3個同時購入した理由については「3個同時に使い、実験してみようと思った」と説明した。

 同24日にもコンロ3個と練炭1箱を購入しているが、木嶋被告は「使い切る感覚」で購入し、余った練炭は廃品回収業者に渡し、「処分した」と話した。使用場所はマンションのベランダで、肉や魚を焼いたほか、甘酒を温めたり、数時間にわたって煮物をすることもあったという。

 木嶋被告は08年3月から始めたブログにも練炭を使って調理したとする料理を29種類掲載。検察側は、「ブログに、練炭を使った、と調理方法を書かなかったのは不自然」と主張しているが、「(練炭の注意書きに)一酸化炭素中毒になるので、換気に注意するよう書いてあった。私のブログは、何十万アクセス。不特定多数に伝わり、事故が起きてはいけないと思った」と説明した。

 ◆ホテルの会話、話したくない 〇…木嶋被告は09年1月に殺害されたとされる東京都青梅市の寺田隆夫さん(当時53歳)と同時期に交際し、現金をだまし取ったとされる長野県の男性と静岡県の男性についても質問された。2人の男性はいずれも一緒にホテルに行った際、「睡眠薬のようなものを飲まされ意識を失った」などと証言している。木嶋被告はホテルでのやり取りについて「一切話したくありません」と強い口調で答え、睡眠薬を飲ませたかどうかについても「ありません」と否定した。

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最終更新:2月23日(木)6時25分

スポーツ報知

 

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