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木嶋被告、性交渉できず「耐え難い嫌悪感」…3人不審死公判

スポーツ報知 2月21日(火)8時2分配信

 練炭自殺に見せかけ交際男性3人を殺害したとして殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第24回公判が20日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、弁護側による被告人質問が行われた。弁護側は09年1月に死亡した東京都青梅市の寺田隆夫さん(当時53歳)と交際するきっかけになった「結婚サイト」への登録から、寺田さんが亡くなったことを知ったとする同2月4日までの経過を聞いた。

 木嶋被告は08年5月14日に結婚サイトに登録。「学生の方が援助を受けやすい」ので大学院生と身分を偽ったが、1日50通以上のメールが来た。最初は宗教団体の勧誘もあったが、同6月に寺田さんと交際を開始。年末に身分を偽っていたことを告げると、寺田さんは「好きになることは宗教の信仰と同じ」と映画のセリフを引用し、許されたという。受け取った総額1850万円は、相談しながら中古のベンツ2台の購入、料理学校の費用に充てたとした。

 最後に会った09年1月30日、木嶋被告は寺田さん宅に車で向かったが、合鍵がなく、玄関前で自宅から配送した「調理器具入り」の段ボール3箱を受け取り、寺田さんの帰宅を待って部屋に入った。だが、浴室の汚れや性交渉ができなかったことなどを思い出し、「耐え難い嫌悪感が沸々とわいた」。不満を告げると、寺田さんはアダルトグッズを持ち出し、「これで大丈夫」と言い、最後は泣いたという。その後、木嶋被告は駐車場利用のために宿泊したホテルに戻り、帰宅。自宅から「自分のパソコン」2台を買い取り業者に送った。寺田さんの死亡は同2月4日に知ったという。

 検察側は、木嶋被告のサイト登録は金銭目的で事前に用意した練炭やコンロを寺田さん宅で受け取り、睡眠薬で眠らせ、練炭を使い殺害したと主張。寺田さん宅からなくなったパソコン2台は、木嶋被告が処分したとしている。

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最終更新:2月23日(木)6時25分

スポーツ報知

 

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