映画『スターウォーズ』に登場する宇宙要塞「デス・スター」。建設にいくらかかるのか、リーハイ大学の学生たちが計算した。
Image: Death Star (Fair Use)
米国ペンシルベニア州にあるリーハイ大学から、フォースの暗黒面はお金を使い果たしていたのではないかというニュースが届いた。
同大学で経済学を学ぶ学生たちが、あの「宇宙最大の兵器」のサイズや建造に関する、現在入手可能なあらゆる報告と情報に基づいて計算を行った。最終的にはじき出されたコストは[鉄だけで]
中心的に取り組まれた問題は、必要な原材料の量の計算だった。原材料の調達は、この地球で間に合うようだ(調達後に地球自体がどのくらい残されているのかという疑問はあるが)。ブログ記事は次のように伝えている。
デス・スターのサイズ[直径120kmとされる]だと、だいたい1.08×1015トンの鉄ということになる。1にゼロが15個だ。
途方もない量にも思えるが、地球に存在する鉄を計算したところ、デス・スターを20億個ほど作れることが分かった。
地殻にある鉄は限られているかもしれないが、地球の中心部は鉄でできており、分布範囲も密度も大きく、デス・スターに必要な鉄の大部分はここから得られるだろう。
最終的なコストが割り出されるまでの過程は、こちらで詳しく読むことができる。[リンク先によると、現在の技術では必要量の鉄を掘り出すだけで83万3,315年かかるという]
[『ガンダム』の建造費用や、ホンダの『ASIMO』でロボット部隊を編成するコストなど、将来実現するかもしれない10の技術について費用を計算してみた日本語版過去記事はこちら]
TEXT BY Daniel Donahoo
TRANSLATION BY ガリレオ -緒方 亮
2012年2月21日