民主党の小沢元代表は、みずからが会長を務める勉強会で、野田総理大臣が消費税率の引き上げを争点に衆議院の解散・総選挙に踏み切った場合の対応について「政権を構築し直すことに思いをはせないといけない」と述べ、政界再編も視野に対応する考えを示しました。
23日の勉強会には、民主党のほか「新党きづな」や「新党大地・真民主」の国会議員、合わせて105人が出席しました。
この中で、小沢元代表は、社会保障と税の一体改革に伴う消費税率の引き上げについて「野田政権に思い直してもらい、単純にお金がないから消費税率を引き上げるのではなく、国の仕組みを変えると約束したことに、目を覚まして努力してもらいたい」と述べました。
そのうえで、小沢氏は「野田総理大臣は、消費税の増税を争点に、衆議院の解散・総選挙を行うような話もしているが、そんなことを本当にやったら、どこの政党も過半数を取れずに政治や国民生活が混乱に陥る。仮にそうなったら、『国民の生活が第一』を柱に据えた政権を構築し直すことに思いをはせないといけない」と述べ、消費税率の引き上げを争点に衆議院選挙が行われる場合には、政界再編も視野に対応する考えを示しました。
[関連リンク] |
|