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真野恵里菜 スペシャルインタビュー 2
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OAD『君のいる町』テーマ曲をリリース
人気アイドルの真野恵里菜が、『少年マガジン』連載中の『君のいる町』OAD版のテーマソング「黄昏交差点」を歌っている。「ドキドキベイビー」との両A面シングルとしてリリース。『君のいる町』では声優にも初挑戦した。
お別れに「空はつながってる」と 言われたことを思い出しました
――この「黄昏交差点」、いい曲ですよね。
真野 私もすごく好きです。歌にストーリー性があって。お芝居もやってるから、世界観も自分の中で描きやすいし。サビの詞が最初、何パターンかあったんです。全部録って、聴いてみて、「歌いやすいとか気持ちが入りやすいのがあったら言って」と言われました。今まではそういうことがあると、「私はどっちでも」って感じでしたけど、今回はちゃんと言いました。この<会いたくて青空に描いた>がいいと。
――断然それが良かった感じ?
真野 はい。響きもいいし、“そら”と歌うところを1番は<青空>、2番は<星空>となってるのも、いいなと思いました。
――歌ってるときも、空をイメージして?
真野 レコーディング終わりも、空を眺めながら帰りました。モーニング娘。のリンリンが中国に帰っちゃうとき、最後に「空はつながってるから。同じ空の下で頑張ろう」ってメールをくれたんです。それを思い出しました。
――もう1曲、「ドキドキベイビー」のほうには、“ヤッホー!”とか“何じゃそりゃ”とかセリフが入ってますね。
真野 歌の中の“これって…”とか“あなたと…”ってセリフは、最初からあったんです。“何じゃそりゃ”や、イントロの“ヤッホー!”とかは、レコーディング中に足されました。「ちょっと入れてみようか」って録って、「いいね。使おう」となったり。Dメロの<CHU CHU CHUで始まる恋でも>からのところも、最初はなかったんです。
――あそこは歌い方も変えていて。
真野 ロボットチックに歌いました。何の感情も入れず、ツラーッと。意外と難しかったです。ブレスのタイミングを取れないから、ずーっと言い続けて。この3行は、けっこう苦戦しました。
――でも、面白い感じになりました。
真野 自分で何か聴き慣れない声で、最初は受け入れ辛かったんですけど(笑)、こういう音楽もあるんだなと。ライブで盛り上がる曲になって、お正月のハロー!プロジェクトのコンサートで初披露したときも、2番から掛け声を言ってもらいました。
――ちなみに、真野さんは最近、ドキドキしたことはありますか?
真野 瀬尾先生と対談させていただいたときですね。大好きな作品を描いてる方とお話するということで、久しぶりに人見知りが出そうでした(笑)。
――聞きたかったことは聞けました?
真野 想いの丈をぶつけて(笑)。「登場人物に名前を付けるのは親心と同じ」とうかがって、なるほどと思いました。主役にも他の役にも愛情が詰まってるんだなって。
――今回CDリリースは8ヵ月ぶりになりますが、この間、音楽とはどんな接し方を?
真野 去年の舞台『美男ですね』もバンドのお話だったし、モベキマスの活動もあったし。普段も移動中や家にいるときは、常に音楽を聴いてますから。
――最近のお気に入りはどの辺ですか?
真野 ケツメイシさんが好きです。1年前に撮ったショートムービーのテーマ曲を提供してくださったのがきっかけで、ライブにも行かせていただいて、アルバムも聴くようになって。歌詞がストレートで、勇気づけられたりもします。
――3月にはアルバムも出ます。
真野 いろんな曲が入ります。前作の「堕天使エリー」みたいな企画もの、私の尊敬する伊能忠敬さんのことを歌った曲、シャ乱Qさんのカバー、デート前の女の子の歌、バラード……。「黄昏交差点」の歌詞違いバージョンも入ります。
――それは盛り沢山な。そのレコーディングもしつつ、舞台もあったんですよね。
真野 充実してます!
――でも、何かで息抜きもしてたり?
真野 最近は1人でブラブラしてます。舞台の稽古に行く前のちょっとした時間とか、稽古が早く終わったら“ちょっと渋谷に行こうか”とか。年が明けてからハロコンがあって稽古があって、みんなといた分、1人の時間も大切にしたくて。当てもなくフラフラするのが好きになりました。
――何かいいこともありました?
真野 セールに巡り合えたり(笑)。洋服屋さんに入ったら、ちょうどセールをやっていて、安く買えて良かったです(笑)。
Profile まの・えりな ●1991年4月11日生まれ、神奈川県出身、B型、159㎝。
Text/斉藤貴志
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2012/02/23 13:00:00
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