【北京共同】中国の通信社、中国新聞社によると、南京市は21日、姉妹都市提携を結んでいる名古屋市の河村たかし市長の旧日本軍による「南京大虐殺」を否定する発言によって市民感情が傷つけられたとして、両市の行政当局の交流を当面中止すると発表した。
河村氏の発言をめぐり、中国側が報復措置を発表したのは初めて。
河村氏は20日、中国共産党南京市委員会の劉志偉常務委員らとの会談で南京大虐殺について「通常の戦闘行為はあったが、南京事件はなかったのではないか」と発言した。
両市は1978年12月に姉妹都市提携を結んだ。