アスミン
「ラブロスさんなのです~?」
下士官・ラブロス
「いかにも。
私が下士官・ラブロスである。
我が任務は
前哨基地に侵入してくる
怪物を撃退し、
船着場を防衛することだ。
ここは初めてか?
ならばいろいろ見てくるがいい。」
アスミン
「あうー
アスミン、
さがしてるひとがいるのです~」
下士官・ラブロス
「探し人だと?
それは、
我が任務を差し置いてまで
果たさねばならぬ大事というのか?
『新米』よ。」
アスミン
「あうー」
下士官・ラブロス
「我が遠征隊は、
守備隊と探査団から
構成されている。
お前も立派な守備員の一員だ。
研究員の探査任務遂行を
全力でサポートしろ。
それから、我が連合は
ヒューマン、ハイエルフ、アーマン、
キャスタニック、バラカ、ポポリ、
エリーンの
全7種族で構成されている。
自分と違う種族ともうまくやれよ。」
下士官・ラブロス
「では、
まず北部警戒監視所にいる
下士官ケイシャから支援要請だ。
橋の向こうに行ってみろ。」
アスミン
「あうー
わかりましたなのです~」
アスミン
「こんにちはなのです~」
警備兵・チェラ
「おう!頑張れよ!」
アスミン
「ありがとなのです~」
下士官・ケイシャ
「どうされたの?」
アスミン
「あうー
ひとをさがしてるのです~」
下士官・ケイシャ
「人を探してる?
まったく…
あなた『新米』の分際で
任務以外で口を聞こうというの?」
アスミン
「あうー」
下士官・ケイシャ
「この辺りにいる、
ギリードって見たことある?
木のような姿をした怪物よ。
気をつけなさい。
もし奴に出くわしたら、
死ぬまで戦うか、
それとも逃げるか、
できるだけ早く
決断することが賢明よ。」
『補給路確保』
下士官・ケイシャ
「任務は遠征隊補給線および
当監視所を襲撃中の
ギリード撃退よ。
これまで何度、
護送隊が
やられてしまったことか……。
ひとまず、
この辺りに出没する
瀕死のギリードたちの相手を
してもらえるかしら?」
下士官・ケイシャ
「疲れたら無理せず、
ここに戻って来て
一休みしてもいいわよ。
それじゃ、
連合の正規兵目指して
頑張ってね。」
アスミン
「わかりましたなのです~」
警備兵・メセ
「オーイ!そこの新米!」
アスミン
「なのです~?」
警備兵・メセ
「瀕死のギリードってのはな
瀕死ってなってるが
初心者殺しって有名なんだぜ?」
警備兵・メセ
「俺なんざ
10秒程度ありゃ
ヨユーで終わる。
おまえじゃぁ……」
警備兵・メセ
「1分以上かかりそーだな!
もしかしすっと
くたばっちまうかもなァー?
アーッハッハッハ!!!」
警備兵・メセ
「せいぜい頑張るといいぜ?
クククッ」
アスミン
「ありがとなのです~
アスミンがんばるのです!」
(フン……イっちまえ)
いくのです~
うあー
よろしくなのです~
ヘイストコントラクト!!

下士官・ケイシャ
「…………?」
ヘルブラスト!!
警備兵・メセ
「!?」
警備兵・ベレン
「………!?」
うあー
とってもたのしいのです~
うあー
アドヴェントパルス!
チェイスフレイム!
フリーズグラウンド!
アスミン
「なのです~」
警備兵・メセ
「!?!??!?!?!?!?」
下士官・ケイシャ
「……………!?」
アスミン
「おわったのです~」
下士官・ケイシャ
「…………」
アスミン
「なのです~?」
下士官・ケイシャ
「あ、
ああっあ………
いえ……っ!!」
下士官・ケイシャ
「あ、
ありがとうございますっ!!
とっても
助かりましたーっ!!」
アスミン
「うあー
アスミンうれしいのです~」
下士官・ケイシャ
「い、いえそんなとんでもない!
あは、
アハハハハハハー」

アスミン
「さっきは
ごめんなさいなのです~
アスミン、
しんまいさんなのです!
しっかりおしごとがんばるのです~」
下士官・ケイシャ
「えっ、えっと…
……あ、ハイ!
頑張ってくださいっ!!
私応援してますからっっっ!!」
アスミン
「おうえんありがとなのです~
うあー
つぎはどこへいくのです~?」
下士官・ケイシャ
「次ですねっ!はいっ!!
あ、あの
ベレンさ……」
警備兵・ベレン
「…………」
下士官・ケイシャ
「ベレンさーん………」
警備兵・ベレン
「(察しろ!)」
下士官・ケイシャ
「…あー、あの………
ベレンさんもちょっと
忙しいみたいねー
あはっ、
あはははーーー」
アスミン
「あうー」
下士官・ケイシャ
「この道を道なりにお進み頂きますと
カイモンの野営地が
見えてまいりますっ!
そこでまた
色々なお話が
聞けると思いますっ!」
アスミン
「ほんとにありがとなのです~
とってもやさしいのです!」
下士官・ケイシャ
「い、いえそんな…
ほ、
本当に
すみませんでしたーっ」
アスミン
「なのです~?」
アスミン
「メセさんもありがとなのです~
またいろいろ
おしえてくださいなのです!」
警備兵・メセ
「はい、はいーっ!!
いつでも
おもうしつけやがれです!
いつでも
おしえやがれますですっ!!」
アスミン
「アスミンいってくるのです!」
一同
「いってらっしゃいませっ!!」

いくのです~
下士官・ケイシャ
「あのお方は
一体どこの
高名な
ソーサラー様なのかしら…」
[Elincafe]投票
ほんとうにありがとなのです~
第二代ポポリア領主を狙うのです!