更新が遅れて、大変申し訳ありませんでした
今回、過去最多の28000文字で書いているため、すごく長いです……………
分割して送ろうかと思いましたが、ここの部分は一気に掲載したいと思い、一度に載せました
大変長く、疲れるかと思いますが、何卒、ご了承ください………m(__)m
十六夜様、琥様、緋水様、tk様。ご感想、ありがとうございます!!
第一章 闇の書編
#30 世界の果てで、謳い続ける二人の姉妹(きょうだい)
―――――そして、とある兄妹は、世界を捻じ曲げる程の力を、発揮する……………―――――
第97管理外世界、地球、海鳴市、結界内
「◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その、限りなく狭い空間を蹂躙する、一つの巨大な影がいた……………それは、切り離された防衛プログラム。ありとあらゆる神獣、魔獣、聖獣、霊獣。それら“幻想種”と呼ばれる強大な生命を取り込んだ、合成獣。一体だけでも、強大な力を持つそれが、融合され、一つの存在として、その場に顕現していた………そのような怪物など、人の手で負えるようなモノではない。それこそ、神や英雄と呼ばれるようなモノでなければ、ソレを倒せるモノはいないだろう。だが、ここに、その理を覆すモノが、ある……………
「……………」
ビビは、体を大きく広げたまま、天を仰ぎ
「謳よ、世界に響け……………」
[……………♪]
「「「「「「「「「「?」」」」」」」」」」
突如、鉄琴を奏でるような音が、聞こえた……………
「“ヒュムノス、‘EXEC_PAJA/. #Orica extracting.’”」
世界に、想いを紡ぐ、“謳”が響く
「……………〝Rrha ki ra hymme PA-JA yor, getrra, en gett wi gyas![汚れた貴方のために、詩を謳います。悪霊よ、離れたまへ]〟」
「〝Was yea ra chs hymmnos mea[私は、謳になる]〟」
「〝Rrha ki ra hymme PA-JA yor getrra, en gett wi gyas![汚れた貴方のために、詩を謳います。悪霊よ、離れたまへ]〟」
それは、世界を浸食する、猛毒を含んだ謳
「〝綾織の闇と光纏い〟」
「〝舞い降りる天と地の間に〟」「〝Diasee[神の子]〟」
それは、同じ力を持つ者にしかその意味を聞き取れない、詩
「「〝さあ目覚めよ〟」」「〝甦れ〟」「〝甦れよ〟」
「〝遥かな静寂より〟」「〝さあ目覚めよ、an Spiritum Sanctum[魂の方舟とともに]〟」
「「〝さあ目覚めよ〟」」「〝声上げよ〟」「〝声を上げよ〟」
「〝歓喜と絶望と〟」「〝manaf O[命O]〟」
それは………自分が犯した罪を、謳う詩……………
「〝何を背負って生まれた〟」「〝Mea Cupla La O Mea Maxim Et Cupla Li Sa[私の罪Oそれは私の犯した最大の罪]〟」
「〝あまたの星の一つに〟」「〝Mea Cupia La O Mea Cupla Li Sa[私の罪Oそれは私の犯した罪]〟」
「……………キレイ……………」
「うん……………」
「ビビちゃん、こんなん歌えるんや……………」
魔導師の三人の少女は今彼女が歌っている歌に、聴き惚れていた………神聖な、聖歌に似た歌は、彼女達の心を………否、彼女達を含む、その場全員の心を、美しく、洗い流すように、洗練させていった
その詩は、その場のみならず、その結界の外にも、そして、宇宙にも、響き渡った
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
衛星軌道上、アースラ、ブリッジ
「な、なんなんだ、この歌?」
「なんか、耳にじかに聞こえるって言うか、モニターの音声から流れてる感じじゃ、ない……………?」
ブリッジの中は、困惑の一色に塗り潰されていた。いきなり協力者の一人が歌い出したかと思えば、その歌が、ここにいる全員が直接聞こえるという
「これは……………?」
その場にいるトップ。リンディ・ハラオウンも、その空気に支配されていた
一体、なんなの? この、綺麗な歌は……………
[ウォン]
《艦長! この歌の分析が完了しました!》
そう思案していた中、自分の息子の相方、エイミィ・リミエッタから、通信が入ってきたのだ
「それで、この歌は一体何なの?」
《えっとですね。何か、周波数が特殊で、空気振動と共に、特殊な電磁パルス、みたいなモノも一緒に発せられているんです。それと、この歌に使われている語源ですが、それが、現在確認されている世界で使われてる語源のデータベースの中のどこにも無いんです!》
「なんですって?」
つまりそれは、この歌はまったく理解不能な歌で、おそらく、歌っている彼女にしか、理解できない歌なのだと判断した
《それとなんですが、この歌、全部あの子から発せられているんです。一つの口で、異なる違うパートと、演奏の音楽、それらが一度に流れているんです》
「えぇ!?」
その事実に、リンディは驚愕せざるを得なかった。そう、この歌は全て、彼女一人が歌っているという………それはつまり、喉の構造が常人のそれとはまったく異なっているという事で、人間の口からは決して出る事が不可能な音を出している。即ち……………
「……………人造魔導師、なのかしら? いえ、それにしても……………」
もはや、彼女の知識は追いついていけず、思考が停止する寸前までに陥った
「!! 防衛プログラムの動きに、変化あり!!!」
スタッフの声で我に帰り、彼女は、戦線の様子が映ったモニターを見た
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
「▼▲◆▼●ッ………▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼◆▼●▲■▼●◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▲………ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????」
「「「「「「「「「「!!!」」」」」」」」」」」
「(効いてきたか)」
キメラは、急に苦しみ出し、その高速を失いかけていた。まるで、今この場を浸食する歌が、耳触りに聞こえると、言わんばかりに
「▲◆▼●ッ………▲■▼●ッ………▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????」
[ザバアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッッ!!!!!!!!!!!!]
羽ばたく事も拒む程の不愉快な事なのか、その巨体は飛行することが出来ず、海上に落下した
「やった!!! 皆!! 攻撃開s」
ビビは、“謳いながら、口頭で”全員に指揮をしだした、が
「◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ヒイィィィィィッ!!!!ヽ(@д@;)/」
ビックゥゥゥッ!!! と突然の咆哮に驚き、それと同時に、詩も止まり、静寂が訪れた
「何やってんのよこのバカ妹ォォォォォッ!!!!!」
「ご、ごめんなさ~~~いッ!!!!m(T_T)m」
涙を流しながら、空中で土下座をするビビ。いまいち、反省している感じがしないのだが……………
「▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼ッ………!!!!!」
[バサッ!!!]
「!!!(不味い!)」
歌が止んだかと思えば、キメラは再び、空中へ飛び立とうとしていた
「チッ。仕方ない、今度は私が謳うわ。アンタは攻撃の準備をしておきなさい、バカ妹」
「は、は~い………あ、そだ。それなら、次謳うの、違う方の“パージャ”にしてよね!!」
命令すんな、この役立たず。まぁ、それもまた一興か………ふぅ
「そんじゃ、やるか」
そう言って、彼女はその場で立ちつくし、息を吸い………………
「“ヒュムノス、‘EXEC_PAJA/. #Misya extracting.’”」
祝詞を、唱える
「〝Rrha ki ra harr exec hymmnos PAJA[彼女はヒュムノスパージャを実行する]〟」「〝En yehar[そして解き放つ]〟」「〝nha near yor[生命を吹き込む]〟」
姉もまた、世界にとって猛毒足りうる力を、振るう。妹よりも、強引に
「〝Was ki ra selena anw hymmnos PAJA[ヒュムノスパージャを奏でる]〟」
「〝En ma i ga chs syec van nel an hymme endia[そして、システムの中であってもOと共に接続が終わりになる]〟」「〝En ma ki ra ks syec parge tes ar hymmne mea[そして、システムの切り離しへの唯一の詩を私に暗示する]〟」
「〝Was ki ra exec hymmnos PAJA[ヒュムノスパージャを実行]〟」
「〝Was kira exec syec parge tie, got yor![システムが隔離を実行し、あなたを排斥する!]〟」
「▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼◆▼●▲■▼●◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼◆▼●▲■▼●◆▲▲◆▼●▲■▼●ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????」
それは、致死量の猛毒を秘めた、詩。ビビの詩が、じわじわと死へ至らしめるモノなら、コレは死ぬ一歩手前まで一気に効果を及ぼす毒であろう
「〝踊れや〟」「〝踊れや〟」
「〝黄泉路の宴〟」「〝妖の刻〟」
「〝我は舞巫女〟」「〝神の生贄〟」
「〝戯れよ〟」「〝捧げよ〟」「「〝いざ〟」」
グレイの詩により受けた衝撃は、動き出そうとした防衛プログラムをその場に縛り付けていた。そして、ソレはその場から動かなくなった
「おい!! 何をぼさっとしている!! 早く攻撃しなさい!!!」
「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」」
その時、グレイの口から、声が響いた。だが、そんなバカなことは無い。現に彼女は、“謳っている”。それなのに、彼女の声が聞こえたのだ……………
「私が押さえられるのも、そう長くないかも知れないわ! だから早く!!!」
「「「「「「「「「「りょ、了解!!!」」」」」」」」」」」
“謳いながら”、荒々しい口調で全員に命令し、先手の二人が、前に出た
「さ~って、行くよ!! ヴィータちゃん!!!」
「おう!!!」
そして、ビビとヴィータが、己の相棒を振りかざす
「鉄槌の騎士ヴィータと、鉄の伯爵、グラーフアイゼン!!!」
『エクスプロジョン!!』
[ガシャンッ!!]
『“ギガントフォーム”!!』
[ジャギンッ!!!]
赤き騎士は、己が獲物を巨大な鎚に変え、ソレを天高く振りかぶると、ソレは、巨大化した
「よ~し、ベアト!! 神魔憑依、起動!!!」
『承知した』
「憑依対象、“アルター使い、カズマ”!!!」
『ダウンロード、完了。行けるぞ、主』
「よ~しッ!! ベアトリーチェ!!“神魔憑依”!!!」
『スタンバイ、レディ』
「セーーーット、アップ!!!」
[カッッ!!!!!!!]
ビビが変わったのは、右腕が黄金に輝く装甲で覆われ、顔の半分に突起物のような装甲、背中に風車のような羽根、服装がジーンズにジャケットという男モノに変わった(“スクライドのカズマ”の第二形態を連想していただけたら幸いです)
「行くわよぉ………!!」
[ダッ!!!]
ビビは空中を蹴りあげ、バリアの方に突撃していった
「劫天、爆砕!! “ギガントォ!!、シュラァァァァァァァァァァァァァァァァーーーク”ッッ!!!!!!」
[ブンッ!!!]
「“シェルブリット・バァァァーストォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ”ッッ!!!!!!」
[[ボゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!]]
二人の強烈な打撃が、バリアに直撃し、ひび割れを起こした。だが、砕ける様子を見せなかった
「ッ………もっと………もっとォ!!!!!」
[カアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ………!!!!!!!!]
砕けるには力不足と考えたビビは、その拳に力を注ぎ………拳は、黄金に輝きだした
「もっと輝けエエエエエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
[カッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
咆哮が鳴り響いた後、その拳の輝きが一層まし
[バキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ!!!!!!!]
一層目のバリアが、砕け散った
「次!!! 高町とテスタロッサ!!!」
グレイの指示が木霊し、次の二人が、攻撃の準備に取り掛かった
「高町なのはと、レイジングハート・エクセリオン!!!」
「フェイト・テスタロッサと、バルディッシュ・ザンバー………」
「「行きます!!!」」
『『ロードカートリッジ』』
[[ガシャンッ!! ガシャンッ!! ガシャンッ!! ガシャンッ!!]]
互いに、カートリッジを四発ロードし、デバイスを向けた
「“エクセリオン………バスタァァァァァーーー”ッッ!!!!!!」
『バレルショット』
[バンッ!!!]
なのはが、本命たる“エクセリオン・バスター”を打つための前振りとして、照準、弾道安定のための固め技を発射し
「ッ………ハァッ!!」
[ブルンッ!!!]
[ザザザザザザザザザザザンッ!!!]
フェイトが、バルディッシュを振りかぶり、それで生じた衝撃破が、キメラの周囲に生え始めていた触手を吹き飛ばした
「ブレイク!!」
[ババババシュッ!!!]
「シュゥゥゥゥゥーーートッッ!!!!!!」
[ゴオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!!!!!!!!!]
そこへ、なのはが砲撃を加え
「撃ち抜け、雷神!!!」
『“ジェット・ザンバー”』
[ザガアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッ!!!!!!!!!!]
フェイトの魔力斬撃が、降り下ろされ
[ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!!!!!!!!!]
その防壁は、強大な二つの力に対抗しようと、その硬さを増したが……………
[バキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ!!!!!!!]
呆気なく、二層目のバリアも、砕け散った
「よし………間髪いれずに、次!!!」
グレイの指示が再び響き渡り、次の攻め手………ビビとシグナムの二人が、互いに並んだ
「剣の騎士、シグナムが魂、炎の魔剣、レヴァンティン」
[チャキッ]
「刃と連結刃に続く、もう一つの姿を……………」
[ガシャンッ!!]
[ガチッ、ジャギンッ!!]
『“ボーゲンフォルム”』
騎士達の将が手にしたのは、己の剣の三つ目の姿………遠距離からの攻撃を可能とする射撃の武器、弓の姿をとった
「ベアト!!“憑依魂換”! “新・アーチャー”!!!」
『承知。リリースアンドダウンロード、変更完了。スタンバイ、レディ』
「セーーーット、アップ!!!」
[カッッ!!!!!!!]
次にビビが変わったのは、紅き外套を纏い、黒き装甲を身に付けた、錬鉄の英雄と呼ばれるモノ………サーヴァント、アーチャーだった(ぱっとしない方は、アチャ子さんを連想してください)
「行くよ!! シグナム!!!」
「応ッ!!!」
二人は、互いに背を合わせた状態で、互いの弓を構えた
[ガシャンッ!! ガシャンッ!!]
シグナムは、レヴァンティンに二発のカートリッジをロードさせ、魔力で出来た矢を引き絞り……………
「I am the bone of my sword.[我が骨子は捻れ狂う]」
[ギュインッ!!!]
ビビは、手元から螺旋状に刀身がねじれている剣を生みだし、ソレを矢のように細く捩らせ、剣を矢として……………
「翔けよ、隼ッ!!!!」
『“シュツルムファルケン”!!!』
「“偽・螺旋剣Ⅱ”ッ!!!!」
[[バシュゥゥゥッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!]]
ギリギリまで引き絞られた二つの矢は、邪魔される事無く、バリアの直撃した。だが、それでもバリアは破壊される事は無かった……………
「“壊れた幻想”」
[パチンッ]
が、ビビが指を鳴らした直後
[ズドオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
ビビが放った矢にして剣、偽・螺旋剣Ⅱが爆発して……………
[バキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ!!!!!!!]
三層目のバリアも、破砕された
「▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●………ッッッッッ!!!!!!!!!!!」
[[[[[[キュイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッッッッ………!!!!!!!!!!!!!]]]]]]
だが、やられてばかりと言うわけにもいかず、動かしにくい体を無理やり動かし、バリアの外に生えている触手や角の先端にエネルギーを収束させ始めた。砲撃での反撃をしようと言うのだ
「盾の守護獣、ザフィーラ!!! 砲撃なんぞ、撃たせん!!!!」
[キィィィィィンッ………!!!!]
だが、ソレを許す事など、微塵も無かった
「縛れ、“鋼の軛”ッ!!! デイヤアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
[ゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!!!!!!!!!!!!]
彼が展開した魔法陣から、一条の光の帯が現れ、ソレをなぎ払うようにして振るって……………
[ザザザザザザザザザザザザザンッッッ!!!!!!!!]
触手は、全て切り落とされた
「▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼◆▼●▲■▼●◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼◆▼●▲■▼●◆▲▲◆▼●▲■▼●ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だが、キメラはある程度動けるように成っていた
「(チッ。俺の資質を蒐集させたから、この能力の抗体のようなモノでも出来始めたか!!)妹ッ!! 謳うの変わりなさい!!!」
「ほえ? う、うん!!」
そして、詩が一旦静まった………直後
「〝今際の刻みを〟」
「〝舞にうつすが〟」
「〝我が定め〟」
姉が謳っていた歌詞を、そのまま続けるように、妹は、その詩を謳い始めた
「〝尽き満つれば〟」
「〝己が姿〟」
「〝仇なる業と共に闇の彼方へ〟」
「〝然らずは〟」
「〝我が躯と魂を召されよ〟」
「〝禊の詩を奉り祷る〟」
「◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????」
姉と同じ詩だが、まったく違う力の破動を受け、キメラの龍は、再び地に伏した
「よし………行くわよ、ハラオウン」
「あぁ!!」
最後のバリアを破壊すべく、グレイとクロノの二人が構えた
「行くぞ、デュランダル」
『オーケー、ボス』
「“悠久なる凍土 凍てつく棺のうちにて 永遠の眠りを与えよ……………”」
[パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキッ………ッッッッ!!!!!!!!!]
クロノが魔法使用の為の詠唱を唱えると、キメラの周囲の海が凍って行き、バリアをも凍り尽くす程の冷気が、周囲に充満した
「カテゴリ、多機能武装。出なさい、神を喰らうモノ………“神機”」
[ジャキンッ!!!]
[ドクンッ………! ドクンッ………! ドクンッ………!]
「武装、“零型ガット・真”、“大氷刀・真”、“剛氷タワー・真”」
[ジャギギギンッ!!!!]
グレイがとりだしたのは、かつて四聖獣を切り刻み、貫き、喰らった武装………神喰いの武具、“神機”。それに装備されているのは、銃口の大きいブラストタイプの銃と、深い蒼に彩られた冷気を纏う刀と、いかなる冷気にも耐えられる大型の装甲………それらが取り付けられていた
「凍てつけッ!!!!」
『“エターナルコフィン”』
[パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキッッッ!!!!!!!!………カチンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
クロノが最後の詠唱を唱えると、バリアは、一瞬にして全て凍結された
「“銃形態”」
[ガシャンッ!!!]
「バレットセレクト、“フブキ・トルクボウ”………穿て」
[ダゴンッ!!!!]
[ドガアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
グレイが放った弾丸は、バリアに直撃し、当たった個所に小さな球体を残した
「“剣形態”」
[ガシャンッ!!!]
「ッ!!!」
[ダシュンッ!!!]
ソレを確認すると、武器を剣の形状に変え、その個所に向かって突撃し
「ハアァァァァァァァァァァァァァァァッッ!!!!!!」
[ザンッ!!!]
球体を、真っ二つに切り裂いた………直後
[ズドオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
[バキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ!!!!!!!]
球体が爆発し、最後のバリアは、木っ端微塵に吹き飛んだ……………
「ッ………八神ッ!!! やりなさい!!!」
爆風に吹き飛ばされながら、グレイは上空に待機していたはやてに指示を飛ばした
「は、はい!!!」
はやては、爆風に巻き込まれていたグレイを心配していたが、彼女からの指示を聞き、直ぐに気持ちを切り替えて、自分の為すべき行動をした
「“彼方より来たれ、宿り木の枝。銀月の槍となりて、撃ち貫け”ッ!!!」
[キイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ………!!!!!]
[キィィィィィィィィィィィィンッ!! キィィキィィキィィキィィキィィキィ
ィィィィンッ!!]
はやてが詠唱を唱えた後、キメラの真上に、ベルカ式の魔法陣が展開され、その周囲に、六つの光、魔法陣の中心に、一つの光が具現し、それらはすべて、キメラに向けられていた
「石化の槍!! “ミストルティン”ッッ!!!!!!!!」
[[[[[[[ゴオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ!!!!!!]]]]]]]
[ズガガガガガガガッ!!!!][ピキピキピキパキピキピシパキピキピキパキ………ッッッッ!!!!!!!!!!!]
魔法陣から放たれた七つの光は、槍のように直線状の帯となって、キメラの体に突き刺さり、その身を石へと変じさせていた
「▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!????……………」
[ボロボロボロボロボロッ……………]
石化したキメラは、その長い体を維持できず、甲羅から伸びていた首から頭の部分が、崩れ落ちた……………
[グニャァッッ!!!!!]
「「「「「「「「「「「「え?」」」」」」」」」」」」」
[バキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキバキッッッッッッ!!!!!!!!!!!]
「●▲●▼●▲●▼◆ッッ………▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だが、キメラの体は再構築をし、甲羅から龍の頭部のようなモノが生え、崩れた首があった場所には、何本もの龍の頭部が生えていた………それは、ヒュドラにも似た何かであった……………
「うっげぇ………なにアレ?」
「なんだか、凄い事に……………」
《やっぱり、並みの攻撃じゃぁ通じない、ダメージを入れた傍から、再生されちゃう!!》
各々が、そのあまりの再生力に驚いていた時
[[[[[[[[[[[[[[[[キュイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!]]]]]]]]]]]]]]]]
キメラは、体の至る所から生えている触手の先端に、エネルギーを収束させてきた
「!!! 全員散開ッ!! 砲撃、来るよ!!!」
[[[[[[[[[[[[[[[[ゴオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]]]]]]]]]]]]]]]]
触手に収束されていたエネルギーが一気に放たれ、周囲へ無差別に砲撃を放った。だが、ビビの指示もあり、全員無事にすんだ。だが、未だに砲撃は止んでおらず、キメラは何度も砲撃を撃ち続けている。どうやら、バリアが破壊された事で、それにまわしていた魔力をそのほかに回し、行動抑止の効果を持つ詩である“パージャ”の中でも、動きがある程度活性化しているようだった
「ッ、厄介だな……………」
「これじゃぁ、砲撃が打てないよ!!」
「この砲撃の雨を、避けながら攻撃していくのは、難しい……………」
クロノがこの状況に毒づき、なのはとシグナムが、このままでは攻撃できないと嘆いた
「ッ………メンド臭いわね………ッ!!」
[バッ!!]
「!!? お姉様ッ!!!」
「「「「「「「「「「!!?」」」」」」」」」」」
その時、グレイはいきなり急降下していき
[ダンッ!!!!]
「上で無茶苦茶してんなら、下から行って潜り込めばいいだけだろ」
[ダッ!!!!]
“エターナルコフィン”で凍った海面を、駆けだしていった
「まさか、近付く気か!!?」
「近付いて行ったら、防衛プログラムに取り込まれてしまいます!!!」
制止の声が響く中、グレイは無視していき、海面を駆けて行った
「……………カテゴリ、双剣………“ブレイズ・オブ・エグザイル”」
[ジャギギンッ!!!]
そして、彼が選んだ兵装は、黒と金色に彩られ、禍々しく輝く、伸縮自在の鎖が付いた二振りの双剣。鎖鎌とヨーヨーを組み合わせたような動きを可能とする、“スパルタの亡霊”と呼ばれた神殺しの戦士が使いし、呪われた剣……………
「(あのゲーム程、クリアできるのかと思ったモノは無かったな………だが、やってて良かった)」
彼の戦闘での動きは、昔転生される前までやっていたアクションゲームを考慮し、スタイルの基盤としているのだ
「(だが、今はどうでもいい事だ)」
そう昔を懐かしんでいた時
[[[[[[[[[[シュルルルルルルルルッ!!!]]]]]]]]]]
突如、目の前に何本か触手が生え、行く手を防ごうと………突撃者を捕らえようと、その手を伸ばしてきた
「“魔神の瞳”、“予知眼”、“遅延眼”、セット」
その襲撃に驚く事無く、むしろ予想していたかのように、対処を行う………まず行動したのは、自身がもつチート能力、“魔神の瞳”をその瞳に宿らせ、相手の次の行動を立体映像のように見る事が出来る“予知眼”。そして、相手の動きを遅く見えるようになれる“遅延眼”。その相手の動きを完全に読める二つの目を瞳に燈した
「……………単純」
[ダンッ!!]
そう言って、凍った海面を蹴りあげ、跳躍によって、触手の攻撃を容易くかわした
[………ダンッ!! ダッ!!!]
そして、空中で一回転し、着地をした後、その勢いのまま、再び駆けだした
「▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!」
[キュイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ………ッッッッ!!!!!!!!!!!!!]
だが、キメラはその突撃者の存在に気付いたのか、彼の方を向き、甲羅の上に出来た新たな頭部の口にエネルギーを収束し始め、それを、突撃者に向けた
「今更か………遅すぎるわ」
[ダンッ!!!!]
直後、氷上を蹴り上げ、相手の真後ろを陣どり
[ダンッ!! ダッ!!!]
キメラの甲羅の上に着地し、頭部に向かって走り出した
[[[[[[[[[[[[[[[シュルルルルルルルルッ!!!]]]]]]]]]]]]]]]
「ッ!!」
だが、ソレを迎撃するために、再び触手が彼に向かって伸びてきた
「まったく、一度通用しなかった技が、二度目で通用すると思うのか?」
そう言い放った後、駆けていた足の動きを止め、両手に構えている鎖付きの双剣を振るい
「ヌンッ!!!!」
[シュッッ!!!!!!]
[ザザザザザザザザザザザザザザザンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!]
それらを投げ飛ばし、弧を描くような軌跡を走らせ、触手全てを斬り裂いた
[チャキキッ!!]
双剣は、鎖が付いている為、彼の腕に戻っていた
「▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!」
[キュイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!]
だが、キメラの頭部は、その様子を良しとせず、口内に溜めているエネルギーを吐きだしそうだった
「……………無駄だ」
[シュッ!!!!]
頭部にある程度近付いていたのを確認すると、二振りの内の一本の剣を頭部に向かってな垂直に投げ
[ズシュッッ!!!!!!!]
「◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▲▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????」
右の顎に突き刺さり、頭部はその傷みから、エネルギーを溜めたまま暴れ出した
[グイッ!!!]
「ッ!!!」
彼は、顎に突き刺した剣に繋がれている鎖に引っ張られ、暴れ出した頭部に引き寄せられるように、その身を空中に投げだされた
「「「「「「「「「「グレイ{さん・姉上殿・スティンさん}!!!!」」」」」」」」」」」
上空で砲撃の嵐を回避している全員は、グレイがやられると思い、名を叫んだ。だが、その妹は……………
「(まさか………“CSアタック”?)」
自分の兄が、かの無理ゲの真似事をするのかと、慄いたのだった
「ッ……………!!!」
[グイッ]
そして、空中に放り投げられた彼は、暴れている相手の頭部を見据え、あるタイミングを計り………
「(今だ)」
それが見えた刹那、その身を強引にねじり
「オラァッ!!!」
[シュッ!!!!]
[ズシュッッ!!!!!!!]
「◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▲▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????」
今度は、左側の顎に残っている剣を投げつけ、そこに突き刺した。その痛みからか、頭部は更に暴れ出した、が
「ッ!!!」
[ダンッ!!!!]
グレイは、あろうことか鎖を手繰り、暴れる頭部の鼻の上に立ち
「フンッ!!!!」
[[ジャラッ!!!]]
剣から伸びる二つの鎖を縮めながら、力付くで真上に引っ張り上げた
「グッ………グオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ………!!!!!!!!!!!!」
「▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」
キメラは、強引に口を閉ざされそうになり、それに抗うように、口を開けようとした。それもそうだ。口内に蓄えたエネルギーを発射としている所に、このような事をされれば……………
「ッ………ウザい!!!」
彼にしては珍しく、努号を吐き散らし、おもむろに右足を上げ
「大人しく、そのバカでかい口を、閉じろッ!!!!」
[ゲシイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!]
頭部を、思いっきり蹴り潰した
「▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」
キメラは、頭に来た強烈な痛みに耐えきれず
[カッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
[ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
口内に溜めこんだエネルギーが暴発し、頭部が消し飛び………砲撃の嵐が、止んだ
「「「「「「「「「「グレイ{さん・姉上殿・スティンさん}!!!!!!!???」」」」」」」」」」」
全員が、その爆発に巻き込まれたグレイの身を案じたが……………
「(……………/(゜д゜)\)」
ビビは、兄の所行に、ただ絶句するだけであった
「(これ、お兄ちゃん死んだ?)」
縁起でもない事を言う妹であった……………
[……………ダンッ!!!!]
「ッ、たく、面倒かけさえやがって」
だが、グレイは無事だった。彼は、なにごともなかったかのように、再びキメラの甲羅の上に立っていた
「(あの複合四層式のバリア、使えるな………あとで、タマモのオートガートのバリアに設定しておくか)」
爆発が起きる瞬間に、体を覆うバリアを張っていたのだった。それも、そのバリアは、先ほどまでキメラが展開していたあの複合四層式のバリアであったが為に、その体は、無傷と言ってもいい程だった………そして、周りには爆煙が舞っている為、外からは見られる事は無い……………
[ズボッ!!!!]
「ッ!!!?」
突如、彼の足が縺れた………その異和感の先を見て見ると
「(ヤバ!)」
右足の足首辺りが、キメラの甲羅に埋もれており、そこから、徐々に上へと浸食してきているのであった。更に
[[[[[[[[[[[[[[[シュルルルルルルルルッ!!!]]]]]]]]]]]]]]]
「ッ!!!?」
周囲に触手が生え、彼に覆いかぶさるように、伸ばしてきた
グレイを、取り込もうとしているのであった
「させるか。来い、“スパルタの軍勢”」
[ズドドドドドドドドドドドドドドドンッ!!!!!]
取り込まれると思った瞬間、彼の周囲に紅い十字が刻まれている盾が、彼を守るように展開し
[[[[[[[[[[[[[[[ズシュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!]]]]]]]]]]]]]]]
盾の合間から、数十本の槍が突き出し、触手の全てを貫いて、無力化させた
「(うしッ、あとはこの足を)」
しかし、抜こうとしても既に足のつま先は完全に一体化している為、どうしようも出来なくなっていた。故に、彼がとった行動は
「チャキッ!!」
「“龍刀【斬鬼】”、俺の足を斬れ」
[ザンッ!!!]
取り込まれそうになっている右足を、自ら、膝から下を切り裂いた
「ッ………!!!」
[ダンッ!!!!]
このままでは再び取り込まれそうになると考え、甲羅を蹴り上げ、空中へ離脱した
[……………ダシュンッ!!!!]
「「「「「「「「「「!!!!?? グレイ{さん・姉上殿・スティンさん}!!!!!!!」」」」」」」」」」」
グレイが空に戻ると、全員がその安否を確認し、無事だと知って安心するが
「あ、姉上殿!!? 右足が!!!」
シグナムが、膝から下が無い右足を見て驚愕し、他の全員がソレを見ると、絶句していた
「これくらい、どうってことないわ。それよりも、アレを」
そう言って、彼は後ろを振り返ると
「「「「「「「「「■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」
甲羅の頭部が無くなったからか、今度は新たに生えていた九本の頭部が咆哮を上げ始めた。そして、前まで頭部があった場所には、何本もの触手がイソギンチャクのように生えていた
「触手好きだな、アレ……………」
「気持ち悪いだけだと思うけど……………」
兄妹が、キメラの今の形状をそう評価し
「そんじゃ、次は私がフルボッコにしてあげる!!!!」
ビビは、そう意気込んで前に出た
「ベアト!!“憑依魂換”! “ココナ・バーテル”!!!」
『承知。リリースアンドダウンロード、変更完了。スタンバイ、レディ』
「セーーーット、アップ!!!」
[カッッ!!!!!!!]
そして、ビビが次のなったのは、長い髪を変わった金具でツインテールにし、紫色のコートを着て、ホットパンツという、活発な雰囲気を出す衣装へと見を包んだ姿だった
「さ~って、いきなりトップギアで行くよッ!!!」
そういうと、彼女が既に持ってい板状のトンファーのような武器を一つにし、サーフボードのような形状に合体させ
「えい!!」
ソレを空中に投げ飛ばした………直後、そのボードは空中で動き出し、反り上がって上空を一回転し出した
「さぁ、行くわよ!!!」
その間に、ビビは髪をツインテールにしている金具を外し、ソレを両腕にはめ………
[ヴンッ!!]
リング状の部分から、ナイフ並みの長さの魔力刃を扇状に展開させた
「とうッ!!!」
[スタッ!]
戦闘態勢を取ったのを待っていたかのように舞っていたボードが、彼女の後ろから迫り、そのタイミングを見計らったように、彼女はそのボードの上に飛び乗り………高速で飛んで行った
[バッ!!!]
「うッ………きゃぁッ!!!?」
[ばさッ!]
「「「「「「「「「「「「「……………へ?」」」」」」」」」」」」」」
突然、ビビの上着が脱げ、着ている衣類が吹き飛んで………下着オンリーな姿になった!!! ちなみに、色は上下共に、白!!!
「(うっわッ!!? やっぱり、衝撃で服が脱げるって、マジだったんだ………イヤン、恥ずかしい(*///∇///*)w)」
呑気でふざけた事を言っているが、あえて言おう、戦闘中であると!!!
「さて………受けてみる? ビビのとっておき!!!」
[ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!]
そうしている間に、彼女はキメラの懐に潜り込み、すれ違いざまに一閃、魔力刃による攻撃を繰り出していた
「もういっちょ!!!」
[グリンッ!! ダシュンッッッ!!!!!!!]
再び攻撃しようと、彼女は巧みにボードを操り、ターンを決めて、キメラに向かって突撃した
[ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!][ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!]
[ザンッッ!!!!!! ザンッッ!!!!!!][ザンッッ!!!!!! ザンッッ!!!!!!]
[ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!!][ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!!][ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!! ザンッ!!!]
[ザンザンザンザンザンザンザンザンッッ!!!!!!][ザンザンザンザンザンザンザンザンッッ!!!!!!]
[ザザザザザザザザザザザザザザザザザンッッッッ!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????」」」」」」」」」
突撃していったビビは、その速度を速めて行き、ついには、音速レベルまで到達していた。残像まで見える程そのスピードは速まり、キメラの体を切り刻んでいった………そして
[ブルンッ!!!]
キメラの上空付近でターンを決め、その体制のままキメラの方を向き、体の中心付近を見定め……………
「コレで、おしまいッ!!!!」
[ダシュンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!]
そこから、最高速度まで加速させ、キメラの胴体に向かって
―――――“フォトンライド!!! ∞∞”ッッッ!!!!!!!!!―――――
[ズシュウウウウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
体を貫通し、キメラの体に風穴をブチ開けた……………
「ふえぇ………って、ベアト!! 服!!! 直ぐに服ちょうだい!!!」
『承知』
[パシュン]
貫通させたあと、直ぐに全員のいる場所に戻ってきたビビは、直ぐに服を要求し、一瞬のうちに、ココナの服装に戻った
「ふえぇ~、恥ずかしかった~………(TзT)」
「ならするな、バカ妹」
分かっていてやったのだから、確信犯であろう……………
「「「「「「「「「◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」
「……………チッ、まだくたばらんか………いい加減、大人しくして欲しいんだけど……………」
グレイは、髪をクシャクシャと掻きむしり、そのまま右腕を真横に伸ばした
「カテゴリ、多機能武装、“ブースターランス”」
[チャキッ]
再び虚空から取り出したのは、鋼で出来た突撃槍。だが、後ろにバーニアが取り付けられた、機械仕掛けの武具だ
「槍?」
「そんなモノで、一体どうするって言うんだ?」
「(ちょ、まさか……………(@_@;)?)」
各々が、その武器を見て疑問に思っている中、妹だけが、次に兄がやろうとしている事を、知った
「これで、決める………ッ!!」
[ジャギンッ!!!!]
[ゴオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ………!!!!!!!!]
彼は、取りだした武具を構え、取り付けられているバーニアを点火させ……………
[ダシュンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!]
いきなり音速を超える程の速度で、キメラに突撃していき
「ハアァァァァァッ………!!!!」
[ズガンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????」」」」」」」」」
彼は、その巨体を、有る方向へと、“突き飛ばした”
「ヌンッ!!!!」
[ズガンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「▼▲●◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●ッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????」」」」」」」」」
その後も、ブースターで加速し続ける突撃槍に身を任せ、再びその巨体をカチ上げて………キメラは、海上から陸上に打ち上げられた。そして、彼が次に取った行動は……………
「ハッッ!!!!!!!」
[ズシュッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
[ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
槍を胴体に突き刺し、キメラを地面に叩き付け………ブースターの推進力を使い、地面を抉るように………キメラの体を磨り減らすように、突き進んでいった
「ハアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!」
[ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
途中にあるビルや建物に激突し、通った場所全てを灰燼へとしてしまう程に、彼は突撃し続ける………その間、キメラは体を削り剃られ、あまりの激痛に奇声の咆哮を吐き散らしているが、そのような事はお構いなしに、グレイは突き進んでいた………………それならばと、キメラは再びグレイを取り込もうと触手を伸ばすが
「(無駄だ)」
[バチッ!!!!]
彼の体に触れた瞬間、触手が捻れる様に弾かれ、グレイを取り込むどころか、触れることすらできなかった………そう、グレイは取り込まれる事に対する対処として、体に触れた物を弾かせる膜状のバリアを展開していたのだった
「(そろそろ、海上の方に戻るか)グ………ヌンッ!!!」
[グイッ!!!]
そう言って、彼は突撃槍の噴射口の角度を強引に曲げ、そこからUターンするように、海の方に戻ろうとした
[ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「●▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▼ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
その間も、キメラを地面に叩き付け、その身を抉り取って行く………………そして、海の付近に近付くと
「オラァッ!!!!」
[ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
バーニアを吹かし、最大速度でキメラを海上、先ほどまでいた場所まで押し通し………そのまま、キメラを上へと持ちあげる
「ッ………限界まで………貫けエエエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ズシュンッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「「「「「「「「「●▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▼ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
上昇する自分と、重力で下へと落ちようとするキメラ………その効果により、先ほどまで突き刺していた個所を貫き………その巨体を貫通し、キメラの真上へ飛び出した
「止めだ………」
―――――“インフィニティ………スラスト”ッ………!!!!―――――
[ズシュンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!]
[ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
上空で武器の先端を下に向け、バーニアと重力の自由落下の二つを使って急降下し、キメラを、海面へと叩き付けた。その時、海面に叩き付けた衝撃で、キメラの体が見るも無残な形となっており、とても描写できる程のモノではなくなっていた
「「「「「「「「「「「「「……………」」」」」」」」」」」」」」(ポカーン)
「フゥ………ん? 何を呆けてるの!! 今なら再構築に時間がかかるわ!! さっさとバカでかいのを撃ちなさい!!!! バカ妹共!!!」
「「「「は、はい!!!!」」」」
全員が呆けてる中、全員に檄を飛ばし、妹達に、止めをさすように指示させた
「よし………行くよ、はやてちゃん!! なのはちゃん!! フェイトちゃん!!」
「了解や!!」
「はい!!」
「うん!!」
謳うのを止めたビビの指示を受け、四人は、己のデバイスを(ビビは、神魔憑依を解除し、右手を天にかざし)構えた
[チャキッ!!]
『“スターライトブレイカー”』
「全力全開!! “スターライトォォォォォーーーッ!!!!」
[キイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッ!!!!!!!!!]
なのはが、レイジングハートを構え、周囲に充満している魔力を収束し
「雷光一閃!! “プラズマザンバァァァァァーーーッ!!!!」
[バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリッッッ!!!!!!!!!]
フェイトが、自分の資質変換で魔力を雷に変え、それをバルディッシュの刀身に乗せてゆく
[コオォォォォォォォォォォォォォォォォォッッ………!!!!!!]
「……………ごめんな………お休みな……………」
はやては、再構築してゆくキメラに向かって、謝罪の言葉をおくり……………
「ッ!! 響け終焉の笛!!! “ラグナロク”ッッ!!!!!!」
[キイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッ!!!!!!!!!]
意を決し、己が魔力を解放し、自分が打てる最大の砲撃を放つ準備に入った。そして、妹は……………
「……………これで、貴方は救われるわ………今は、安らかに、眠って……………」
それは、防衛プログラムに贈った言葉。歪んでしまった、可哀想な子に贈った、救いという、贈り物を……………
「……………さてと!! 一気に決めてあげるわ!!!!」
[キイィィィィィンッ!!!]
さて、魔法陣の生成完了。行くわよ、この時の為に考えた、私のオリジナルの砲撃魔法!!!
「魔天必滅!!! “オーバークライシスゥゥゥゥゥッ!!!!!」
[[ギュイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッ!!!!!!!!!]]
―――――ブレイカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァーーーー”ッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!―――――
[[[[ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]]]]
「「「「「「「「「▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●▼▲◆▼◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●ッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????」」」」」」」」」
なのはの、収束型砲撃魔法、“スターライトブレイカー”と、フェイトの、雷撃蓄積砲撃魔法、“プラズマザンバーブレイカー”。はやての、直射型砲撃魔法、“ラグナロク”。そして、ビビが放った、両手に“スターライトブレイカー”並みの高密度の魔力スフィアを形成し、それを一つに合わせ直射状に解放する、魔力砲撃、“オーバークライシスブレイカー”………それら四つを一度に浴びせる、同時砲撃、“フォースブレイカー”を、キメラに向かって放った
[ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
無論、それらの高威力砲撃は、身動きが取れないキメラに直撃し、その身を爆破させた
「本体コア、露出……………」
[キイィィィィィン………!!!]
「捕まえ、た!!!」
その様子を見ていたシャマルは、すぐさまコアを探し出し、その確保に成功した
「長距離転送!!!」
「目標、軌道上!!!」
そこへ空かさず、ユーノとアルフの二人が、転送の魔法を組み上げ……………
「「「転送ッッ!!!!!!」」」
[キイイイィィィィィィィィィィンッ………!!!!!]
「バシュンッッッ!!!!!!!!!!!」
コアを、遥か宇宙へと、送り飛ばした
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
軌道上、アースラ、ブリッジ
「コアの転送、来ます!! 転送されながら、生体パーツを修復中!! 凄い早さです!!」
ブリッジでは、慌ただしい空気の中、空間歪曲反応消滅魔導法、“アルカンシェル”の発射の最終準備が行われていた
《“アルカンシェル”、バレル展開!!!》
「ファイアリングロックシステム、オープン」
[ウォンッ]
「命中確認後、反応前に安全距離まで退避します。準備を!」
「「了解!!」」
すでに、発射の準備は整っており、後は艦長、リンディ・ハラオウンによる始動機キーの差し込み、発射トリガーを引くだけとなっていた
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
そして、軌道上、大気圏外
[……………バシュンッッッ!!!!!!!!!!!]
「●▲●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●ッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
すでに、体は龍の姿をしておらず、醜い肉の塊のような姿となり、もはや理解不能な生命へと変貌していた
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
アースラ、ブリッジ
[………カチンッ]
[ヴンッ………!!]
リンディは、最後の作業、始動キーをファイアリングロックシステムに差し込み、後は、捻るだけ……………
「“アルカンシェル”、発s「!!!? 待ってください!! 艦長!!!」! 何が起きたのです!?」
突如、部下の叫びにその手を止め、部下が何が起きたのかを説明を請うた
「防衛プログラム、対魔力防壁を展開!!! このままでは、“アルカンシェル”は無効化されます!!!」
「なんですって!!!?」
なんと、あのキメラは最後の悪あがきとして、自分が持つ残存魔力を全て使い、バリアを展開させたのだ。これでは、相手はまた、地表へと降り立ち、暴走を……………
「(せっかく、皆さんが頑張ってここまで引きつけてくれたのに………!!!)」
艦長は、顔を歪ませて、悔しさで拳を強く握り締めた。これでは、作戦は失敗してしまう………!!!! そんあ、屈辱の念が、彼女の思考を支配した……………
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
軌道上、大気圏外
―――――“デストロイ・フォール”……………―――――
[ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!]
「▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▲◆▲●▼▲●▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●●▲●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲▼◆▲◆●▼◆▼▲▲▼◆▼▲◆▼●▲▼◆◆◆▲▲◆▼●●▲●▲■▼●◆▲▲●●▼◆▲◆▼●▲▼●▼▲◆●◆◆▲◆▲●▼▲●▼◆▲ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????????」
[バキイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッ!!!!!!!]
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
アースラ、ブリッジ
「「「「「え……………?」」」」」
突如、黒い光がキメラに覆いかぶさると、防壁は一気に砕かれ、再びその身をあらわにさせた
~~~「撃て、“アルカンシェル”を」~~~
「!!!?」
[グッ……………]
「“アルカンシェル”、発射ッ!!!」
[カチンッ]
そして、全てを消滅させる魔導砲を、放った
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
海鳴市、結界内、海上
[……………カッッッ!!!!!!!!!!!!!!]
「「「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」」」」
上空で光った………どうやら、成功したらしいな……………
《効果空間内の物体、完全消滅。再生反応、ありません!!》
《準警戒態勢を維持、もうしばらく、反応空域の観測をします》
《了解! っというわけで、現場の皆、お疲れ様でした!!!》
「良かったぁ~~~……………(>o<)」
「ふぅ。やっと、終わったか……………」
そう言って、二人の兄妹は、安堵のため息をついた。戦いは、終わったのだと……………
「(だが、本当に厄介なのは、こっからだ)」
夜天の魔導書の修復、リインフォースの救済………それをしなけれ、ハッピーエンドと言うわけにはいかなかった
「だけど、今は、疲れた………休んだ後に、皆に言えばいいかしらね……………」
そのまま空中で寝転がり、項垂れた………嫌悪感を抱きながらも、人前では女口調でしゃべる、グレイだった……………
「やったね、はやてちゃん!! なのはちゃん!! フェイトちゃん!!」
「「「うん!!!」」」
[パンッ!!!]
そう言って、四人でハイタッチを決めて、笑顔を浮かべた
「(はう~ん、このハイタッチに参加できるなんて………なんとうれしい誤算!!! はぁ、癒されるよ~(*>_<*))」
ビビの周囲には、またも危ない空気が漂い始めた。闇の書の意思と戦っていた時とは、大違いである
「あ、あの、アリサちゃんとすずかちゃんは?」
《被害が酷い場所以外の結界は解除してるから、元いた場所に戻ってもらったから》
「そうですか、よかった……………」
「良かったね、なのはちゃん」
「うん、ありがとう、ビビさん」
「もう、ちゃん付けにして、これでも年近いんだから……………」
「あ………うん、ビビちゃん」
はうぅ………ゆかりんボイスで名前を言われた………ヤバい、興奮してきた!!!\(*>∀<*)/
自重しろ、妹……………
「あははは………は……………」
[グラッ……………]
「!! はやてちゃん!!」
[バッ!!]
「はやてちゃん、はやてちゃん!!!」
「どうした!!? ビビ!!!」
「………はやてちゃんが、急に!!!」
はやてが、急に倒れてしまい、一行は、すぐさま、アースラへと移動した
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
アースラ、ブリッジ
そこで、リンディは深く考えており……………
「……………(にしても、あの光は一体………それに、あの声は……………?)」
[……………ズキッ!!]
「ッ!!?……………? あれ?(私は、何を考えていたのかしら? まぁ、どうでもいいかしら)」
杞憂に、終わった……………
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
青空広がる荒野……………
「やれやれ、あのバカは、一体なにを蒐集させたか、もちっと考えろよ、おい……………」
そこにいる、かの神は、青空のスクリーンに映る兄を見て、やれやれといった表情で見つめていた
「まったく、俺が広範囲殲滅質量砲の“デストロイ・フォール”を撃ってなかったら、どうなっていた事やら………ま、これはこれでいいタイミングだったけどなw」
クックックッと、彼がいつも浮かべるニヒルな笑みを、晒した
「さてさて、これにて決戦は終わり、あとは、彼らが行う救済の物語を語って、第一章は幕を下ろす。その先は、いったいどんな物語を描くのやr「ダーリ~ン!!!」うわッ!!!?」
[ガバッ]
突如、神に小さい影が抱きついてきた
「な、なんだ、“スノウ”か…………脅かすなよ、ビックリしちゃったよ」
「良いじゃありませんか、私はあなたの幼妻ですから!」
「ふぅ。ま、そうだな………んで、どうしたんだ? 急に来て」
「あ、そうだ。彼から伝言、“世界の修正力が活発化しました。しばらく、監視を続けますが、いかがいたしましょう?” だって」
……………珍しいな、アイツが人を使うとは……………
「……………なんで、アイツが言いに来ないんだ?」
「えっと、あの子と一緒に、差し入れにクッキー焼いて、持って行った時、丁度動き出して」
「なるほどねぇ………そのクッキー、残ってる?」
「もちろんです!! 持ってくる?」
う~ん……………
「あとで食べるわ。だから、残しておいてくれ」
「は~い!! じゃぁ、夕飯の準備してくるねぇ!!」
[フッ……………]
そういうと、彼女は風となり、その場から姿を消した
「やれやれ、アイツは元気だな………さてと」
神は、その場から立ち上がり
「どうしよっかねぇ、“世界の修正力”………ま、やることは一つ、だな」
[フッ……………]
そして、神も風となり、その場には、誰もいなくなった……………
~~~神の舞台裏~~~
メ「えらく長いわね、今回………まぁ、擬音語とか叫び声とか、それらが一番長く感じる部分なのだと思うけど……………」
神「フッフッフッフッ、どうだ? 見たか!? この俺の大活躍を!!!」
ヤ「素敵でしたわお兄様ぁ~~~♡」
神「そうだろう? そうだろう!? ふ、フッハッハッハッハッ!!!!」
?「ほんと、カッコよかったよ!! さすが、私達の旦那様ですね!!」
神「おっと、自己紹介も無しに出てくるなよ。ほら、ちゃんと挨拶なさい」
?「は~い!! では、初めまして!! 神様の妻の一人、スノウです!! これからよろしくねぇ~!!!」
ヤ「一気ににぎやかになりましたわね」
メ「まぁ、これで三人目ね」
神「アンケートに答えて下さった十六夜様、ありがとうございます!!! お礼に、今回グレイが使用した武器、“神機”、“ブレイズ・オブ・エグザイル”、“ブースターランス”のどれか一つをプレゼントいたします!!! “龍刀【斬鬼】”と同様に、そちらのキャラでお使いください」
スノウ(以後、ス)「本当にありがと~!! 私からは、お礼の投げキッス!」
[チュッ♡]
ヤ「あら、はしたない子」
ス「さて、じゃぁいきなり仕切っちゃうよ!! 今回のテーマは、これよ!!!」
―――――あの兄妹が使った能力について―――――
ヤ「やはり、今回のお題はこれですわね」
ス「それでは、能力説明なので、あの形式で発表します!! どうぞ!!!」
“レ―ヴァテイル質”
“ヒュムノス”と呼ばれる詩を謳い、それによって世界の構造や性質を自在に捻じ曲げる効果を持ち、奇跡と呼ばれる現象を容易く起こせる、“世界干渉能力”。なんの力も要らない、クリーンでなお且つ無敵ともいえる。集中すればするほど効果が増すが、どんどん無防備になっていく。効果を薄くした場合、謳いながらの戦闘も可能
神「ちなみにだが、今回あの兄妹が歌った“パージャ”の効果は、防衛プログラムの行動を制限し、足止めさせる効果だったわけさ。さらに、これの元ネタは“アルトネリコ”というゲームだ」
ヤ「そして、#20で妹が言っていた対世界の修正力用能力の一つで、自分達が世界に干渉している時に、無防備となる護衛として、神魔招来を。そして、元から武具を持たないキャラに武具を持たせるために、兵装錬成を………それが、妹が発てた作戦だったわけよ」
ス「これまた、チートだねぇ」
メ「もうバグキャラとして認定されてもおかしくない?」
神「だよなw グレイに至っては、とんでもねぇ突撃思考だったしな」
ス「確かさぁ、あの人、真面目な一般人、だったんだよねぇ? それがなんであんなことに?」
メ「ファンタジーが、彼を変えてしまったのよ……………」
ヤ「あの部分だけみると、妹の方がマトモに見えてくるわ……………」
神・メ・ス「同感」
神「さって、今回はこれでお開きにするぞー」
ス「は~い!! それでは、読者のみんな、とある兄妹の転生物語、次回もまたみてね♪」
ヤ「では」
神・ヤ・メ・ス「さよなら~!!」
作「今回は、本当に駄文の長文で、申し訳ありませんでした!!!!」
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