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レアメタルとはIT製品や自動車部品に欠かせない金属ですが、埋蔵量が少なく希少金属と呼ばれています。このレアメタルのうちアンチモンが錦江湾の海底で大量に発見されたことは以前お伝えしましたが、この調査を進めている岡山大学の研究グループは、海底で採取した泥などから新たにこれまでとは別の種類のレアメタルが確認されたことを明らかにしました。
岡山大学の山中寿朗准教授の研究チームは、去年10月、錦江湾の霧島市福山町沖水深200メートルにある海底活火山「若尊」の周辺で、「金」やハイブリッドカーのバッテリーなどに使われる「アンチモン」の分布を確認しています。海底で採取した泥などから今回さらに確認されたのは、「インジウム」、「マンガン」、「パナジウム」と呼ばれる3種類のレアメタルです。「インジウム」は液晶パネルや太陽電池に使われ、「マンガン」や「パナジウム」は金属を「硬く」したり、「摩耗しにくく」するのに用いられるレアメタルで、いずれも主に中国に分布しています。また「アンチモン」と「金」についても高い濃度の分布が改めて確認できたということです。
今回確認されたレアメタルを資源として開発出来るかどうか、今後さらに調査が必要ということです。