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【大相撲】

日本相撲協会、2011年は赤字48億 昨年2月八百長問題の影響は大

2012年2月23日 紙面から

 日本相撲協会は22日の理事会で2011年の決算を承認し、事業収入が前年より約29億2900万円減収するなど、トータルで48億8800万円の赤字だったことが分かった。

 昨年2月の八百長問題で春場所が中止。夏場所も本場所ではなく技量審査場所として無料公開された。巡業も年間すべて中止に。収入のほとんどを事業収入(本場所の入場券売り上げ、NHKの放映権料、巡業の売り上げなど)に頼っているため影響は大きかった。

 北の湖理事長(元横綱北の湖)は「厳しい状況に置かれている。(本場所の売り上げが)大きく響いた。その後も売り上げがマイナスだった」と分析する。協会員も昨年夏のボーナスを全員一律20%カットするなどしたが、東日本大震災への寄付などもあり昨年の支出は108億5700万円。赤字の補てんとして現金預金を11億5200万円、減価償却引当資産を34億500万円それぞれ取り崩してしのいだが「早く信頼回復し、土俵を見に来てもらわないと」と理事長は話していた。 (岸本隆)

 

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