首都圏の連続不審死事件で、殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第23回公判は17日午後も、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で続き、弁護側の被告人質問で木嶋被告は2005年から睡眠薬の処方を受け、すりつぶして飲んでいたと述べた。経済援助を受けた男性から1億円近くを得ていたことも明らかにした。
検察側は、木嶋被告が都内の会社員、大出嘉之さん(当時41)ら3人に睡眠薬を飲ませた後に練炭に火を付け殺害したと主張。大出さんの遺体から検出されたのと同じ睡眠薬成分が被告のすり鉢から出ている。
木嶋被告の供述によると、不眠が続いたため05年3月に病院を受診し、睡眠薬の処方を初めて受け、その後も複数の病院に通い数種類を服用した。すりつぶして飲んだ理由は「旅行で宿泊先の人に薬の袋を見られるのが嫌だった」とし、すり鉢とすりこぎを使いオブラートに包んでいた。
01年6月には千葉県松戸市でリサイクルショップを経営する男性に出会い、週1、2回家事などを手伝いながら経済援助を受けるようになった。男性が死亡する07年までに1億円近くを受け取り「父親のような存在で、私が言えば出してくれた」と振り返った。
弁護側は、男性の死亡がきっかけで婚活サイトに登録したとしている。〔共同〕
木嶋佳苗、被告、睡眠薬、すり鉢
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