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木嶋被告、淡々と抑揚ない声で否認

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 「あなたは殺害したのですか」「していません」。17日、首都圏の連続不審死事件のさいたま地裁公判で、初めての被告人質問に臨んだ木嶋佳苗被告(37)は、淡々と抑揚のない声で男性3人の殺害を否認した。

 白のカーディガンに黒のスカート姿。裁判長の呼び掛けで証言台に座り、身じろぎもしない。

 「あなたは寺田(隆夫)さんに睡眠薬を飲ませたのですか」「飲ませていません」

 「あなたは安藤(建三)さんの家に練炭を持って行ったことはありましたか」「ありません」

 「最後に別れたときの大出(嘉之)さんは」「起きていました」

 矢継ぎ早に尋ねる弁護人に、間をおかず、はっきりとした声で答えた。

 質問が被告の生い立ちに移っても、流れるような問答が続く。答えに詰まったのは、デートクラブで交際した男性の数を問われたとき。「たぶん20人弱だと思います」。少し考えてから言った。

 弁護人が最初に質問の順序を説明する間、木嶋被告は落ち着かない様子で目をしばたたかせ、手元の資料を読んでいた。

 検察、弁護側の主張が真っ向から対立する中、被告自身が何を語るのか。6人の裁判員らは真剣な表情で木嶋被告の言葉に耳を傾けた。(共同)

 [2012年2月17日12時5分]


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