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【大リーグ】イチロー、今季は3番で起用 ウェッジ監督が明言2012年2月23日 紙面から 「イチローは今年、うちの3番を打つことになった」−。マリナーズのE・ウェッジ監督が21日、イチロー外野手(38)の今季の打順について従来の1番ではなく3番で起用することを明言した。チームとしての得点機会を増やすためで、監督のオファーに対し、イチローも「(3番の)可能性があることは十分に想像していました」と“受諾”の意向を示した。ただ、打順は変わってもヒットを量産して、勝利に貢献するという姿勢に変わりはなく、3番でもイチローはイチローであり続ける。 “寝耳に水”の話ではなかった。「彼とはその(打順3番)可能性についてこれまでも何度も話をしてきた」とウェッジ監督。昨季はチーム打率(2割3分3厘)、総得点(556)とも全30球団で最下位。そんなチームの得点効率を上げるためにオフの間に熟考を重ねた結果でもある。前日(20日)の一対一“面談”でも「彼は私の話す内容に対する準備をしていた。そう言われると分かってその場に来ていた」(同監督)。 イチローも「僕の中では普通のことになっている。皆さんは今日聞いてどう思っているか知らないけれどね」。二つ返事で了解したという。 役割は微妙に変わる。本塁にかえる人からかえす人になるのだ。だが、イチローの姿勢は1番でも3番でも大きくは変わらない。「それぞれの打順で『どうあらなくてはいけない』ということはないと僕は考えている」。これまで同様、ヒットを量産するだけ。1番では得点により反映されていた安打数が、3番では打点に色濃く反映される。それだけのことだ。 イチローの3番起用には、チョーン・フィギンズ三塁手(34)再生というもう一つの狙いがある。エンゼルス時代にリーグ屈指のリードオフマンだった男も2010年のマ軍入り後は“制約”の多い2番での起用がほとんどで、昨季は打率1割8分8厘に終わるなど、本来の力を全く出せていない。 ウェッジ監督は言う。「エ軍時代の彼は素晴らしかった。昔のように1番を打って、彼にリードオフとして成功してほしい」。フィギンズが勝手知ったる1番で復活し、イチローが3番で再び年間200安打街道を歩んでくれたら…。 マ軍が最下位を抜け出し、地区優勝争いに絡めるかどうかの鍵を、3番イチローが握っている。 (秋野未知) PR情報
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