蹴球探訪
ゴン中山 来季も現役続行へ(12月10日)
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】ダル、キャンプ地で初ブルペン 30球でワシントン監督を魅了2012年2月23日 紙面から ダルは松坂より上だ−。レンジャーズ入りしたダルビッシュ有投手(25)=前日本ハム=が21日(日本時間22日)、キャンプ地サプライズ(米アリゾナ州)に入り、ワシントン監督の前で30球のブルペン投球を披露した。投球を見守った指揮官からは、2006年にメジャー移籍したレッドソックスの松坂大輔投手(31)よりも実力は上と評価されるなど絶賛の嵐を受けた。練習後はチームメートとなる建山義紀(36)や上原浩治(36)両投手らと対面。ロッカーも日ハム時代の元同僚である建山の隣に決まるなど、23日からのバッテリーキャンプ開始に向け、着々と準備は整いつつある。 たった30球の“自己紹介”で指揮官をとりこにしてしまった。 チームに合流したダルビッシュのブルペン投球を見守ったワシントン監督は「ボールが低めに集まり、制球も良かった。心地よい投球だった。球威もあって、変化もつけられる。彼の投球を見るのは楽しい」と美辞麗句を並べた。捕手役を務めたマルティネスも「70〜80%の力で投げていたようだったが、力を入れて投げた最後の3球は93マイル(約150キロ)くらい出ていたと思う」と驚きを隠せなかった。 松坂超えにも太鼓判を押した。指揮官は06年にメジャー移籍した松坂とダルビッシュとの違いを問われると「直球も多彩な変化球もあり、松坂よりも多くの武器を持っている」と移籍1年目に15勝を挙げた右腕よりもダルビッシュの方が実力的に上だと断言した。 入札額と年俸を合わせて1億ドル(約80億円)を超えたダルビッシュにかかる重圧にも配慮も見せた。「何勝できるかなんて予想するつもりはない。彼の仕事は試合をつくること。チームメートと一緒にやっていくうちに、チームにもなじんでいくだろう」と過度なプレッシャーはかけなかった。 ダルビッシュと対面した選手たちの評価も上々。日本ハム時代の先輩、建山が「彼は練習が好きだから思うようにやればいい。徐々に本領を発揮してくれれば」とエールを送れば、キャッチボール相手を務めたホランド投手も「体つきも素晴らしいし、いいヤツだよ」と、その人柄に好感を持った様子。ダルビッシュに英会話の先生役を頼まれたことも明かした。 練習を終えたダルビッシュは報道陣に会釈をして練習場を後にすると、自身のツイッターに「練習始めました。ワインドアップとセットからの投球も混ぜましたよ! 各球良かったですよ」と書き込み、ブルペンでの投球内容や建山、上原との3ショット写真でユニホーム姿を披露するなど、合流初日の様子をファンに報告した。待ちに待った主役が到着し、キャンプ地での“ダルビッシュ狂騒曲”もいよいよ本番を迎える。 (穐村賢) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|