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 2012/2/23(木)
 伊勢・猿田彦神社 「桂文枝」襲名公演の成功祈願 三枝さんが落語奉納
【襲名披露公演の成功祈願を終え、笑顔でガッツポーズをする桂三枝さん=伊勢市宇治浦田の猿田彦神社で】
【伊勢】上方落語界の大名跡「桂文枝」六代襲名を、七月に控える落語家の桂三枝さん(68)が二十二日、導きの神を祭る伊勢市宇治浦田の猿田彦神社(宇治土公貞尚宮司)を訪れ、襲名披露公演の成功を祈願した。

 三枝さんは一門の落語家で、弟弟子の桂きん枝さんや所属する吉本興業の吉野伊佐男会長と共に、黒の紋付きはかまで参拝。本殿での「襲名奉告祭・興行成功祈願祭」の後、同興業関係者や同神社からの招待者ら約百人が出席する本殿で、祭神を前に落語を奉納した。三枝さんが初めて客に背を向けて演じたという奉納落語では、タクシーの遠距離乗車を題材に、有事を回避して無事を導いたとする即興の創作落語を披露した。

 三枝さんは六十九歳の誕生日の七月十六日、「六代文枝」を襲名する。祈願、奉納落語を終えて会見した三枝さんは冒頭、「大神様の笑い声が、ちょっと聞こえた気がします」と話し、「神様の前で誓った時、現実としていよいよだと感じた。六十九歳からチャレンジできることをうれしく思う。精いっぱい頑張りたい」と、襲名に向けた意気込みを語った。

 襲名披露公演は、七月十六日の「なんばグランド花月」(大阪)を皮切りに現在、全国二十七会場が決定。公演期間は約一年半を予定している。




  
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