福島第1原発2号機、新たに「温度計」3個故障か
東京電力は14日、福島第1原発2号機の圧力容器底部の温度計故障とされる温度上昇の関連調査の結果、同号機でさらに三つの温度計に配線の断絶があると発表した。経済産業省原子力安全・保安院は同日、東電に対し温度上昇や故障の原因、原子炉圧力容器温度の代替計測手段などについて15日までの報告を求めたことから、新たな温度計の故障も保安院への報告に盛り込まれる見通し。
東電によると、配線が断絶したのは、問題の圧力容器底部の温度計に加え、原子炉圧力容器上ぶたフランジ、制御棒駆動装置ハウジング上部、原子炉圧力容器ベローシールエリアの3カ所。これまでに突発的な温度上昇などが計測されているという。
(2012年2月15日 福島民友ニュース)
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