SIGMA SD1 Merrill 編
デジタル一眼 SIGMA SD1 Merrill
SIGMA AMERICAがSD1Merrillを"$2,299"でPRE-ORDER開始!
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA SD1 Merrill
SIGMA AMERICAが SD1Merrill"$2,299.00 OUR PRICE"でPRE-ORDERを開始しました。日本円では、184,241円(2012.2.22現在)となります。明日23日には、日本での予約も開始されるのではないでしょうか。
驚くべきSD1の画像ショーケース
本当に、凄い!46mpの圧倒的なディテイルと立体感、シャープな解像感は、息を飲む美しさです。ローパスフィルターを完全に搭載していないFoveon X3ダイレクトイメージセンサー、SIGMA SD1の画質をお楽しみください。
CP+2012 in Yokohama SIGMA SD1 Merrill も注目の的!
YouTubeにCP+2012での学研のカメラ雑誌「CAPA」でも有名なCAPACameraNetが山木社長にインタビューを行い、SD1MerrillとDP1Merrill、DP2Merrillの大まかな発売時期を伺っています。
このほか、説明員の方にレンズについてのインタビューも入っています。
SIGAMA SD1Merrill は、3月中の発売。DP2 Merrillが5月か6月(未定)、DP1Merrillが今年の夏頃と述べています。SIGAMA SD1Merrill は間もなくです。
2012年2月9日(木)から開幕した CP+2012 in 横浜パシフィコのSIGMAブースでは、Merrillシリーズの駆け込み発表にもかかわらず、初日から多くの注目を集めていました。
おそらく、今年のCP+ 2012は、史上最高の来場者数を記録する(今日3日目は登録来場者数22,408人、累計50,893人)でしょう。2012年2月11日(土)は、建国記念の日とも重なって、大変な賑わいでした。のこの日も、多数の海外からの来場者やメディア取材陣が、昨年と比べ、非常に目立っていました。注目の一番は、Nikon D800/800Eです。次いで、Nikon D4、OLMPUS OM-D EM-5、PENTAX K-01、FUJIFILM X-Pro1の順という感じです。
ハンズオン(タッチ&トライ)コーナーは、Nikonブースが約90分待ち、OLYMPUSが50~60分、PENTAXとFUJIFILMも約50分、Canon 1DXは30分待ちで、ほとんど万国博覧会の各国館並みの状況です。
また、Nikonブースでは、男性のファンが多かったようなのですが、OLYMPUSとPENTAXブースは、若い女性の姿が多く目立ちました。OLYMPUSの方がやや多い程度でしょう。やはり、スタイルやデザイン、大きさが女性に人気なのではと思われます。
SIGMA SD1 Merrill 編
デジタル一眼 SIGMA SD1 Merrill
SIGMA SD1 Merrill を正式に発表!
SIGMAは8日、デジタル一眼レフカメラ「SIGMA SD1 Merrill」を開発・発表しました。価格はオープン。発売日は未定。
Merillの由来は、「ひとつのピクセルでRGBすべての色を捉えることのできる」デバイスの特許を持つエンジニア・写真家の故ディック・メリル氏(Dick Merrill)にちなんだものです。
SIGMAもついにやってくれました。期待していたとおりのSD1の廉価版、SIGMA SD1 Merrill と、なんと同時に DP1 Merrill と DP2 Merrill (市場予想価格未定)まで、同じセンサーを搭載しての発表です。
SIGMAのファンは、またSIGMAへ戻るでしょう。
SIGMAの山木和人社長のメッセージによると、SD1 MerrillはSD1から大幅な価格改定を行なった製品になるという。4,600万画素のFoveon X3ダイレクトイメージセンサーは、SD1の量産開始までに一部製造上の課題を解決することができなかったため、製造コストが大幅に上回る結果となってしまったが、それを克服したのが、今回の「Merrillセンサー」で、センサー自体の特性や性能は変わっていないということです。
SIGMA SD1 Merrill は、「SIGMA SD1」(2011年6月)のイメージセンサーの性能はそのままに、製造方法の一部の見直しを行ない、改善を重ねて開発したという ジェネレーションネーム”Merrill”センサーを搭載しています。
同時発表の「DP1 Merrill」と「DP2 Merrill」と同じく、4,600万画素(4,800×3,200×3層)のFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(23.5×15.7mm)を採用する。有効画素数とセンサーサイズはSD1のセンサーと同等のものです。
※本サイトでは、基本的にレンズ交換式でないデジタルカメラを扱っておりませんが、スペックは次のとおりです。
DP1MとDP2Mのどちらを選ぶか、レンズ交換式でないコンパクトデジカメは、悩ましいところです。なぜ、レンズ交換式として、リニューアルしてくれなかったのでしょうね。Eマウントでも、Xマウントでも良かったのに・・・。
SIGAM DP1Merrill と SIGMA DP2Merrill のス ペ ッ ク表
スペック項目
SIGMA DP1 Merrill
SIGMA DP2 Merrill
撮像素子
センサータイプ
Foveon X3 (COMS)”Merrill”センサー
有効画素数
4600万画素(APS-C)
画素サイズ(ピッチ)
23.5×15.7mm(5.0μm)
ローパスフィルター
なし
映像処理エンジン
デュアルTRUE II
感度
通常
不明
拡張
不明
液晶モニター
サイズ
3.0型TFT
ドット数
約92万
レンズ
焦点距離
19mm
30mm
35mm換算
約28mm
約45mm
開放F値
F2.8
F2.8
最短撮影距離
20cm
28cm
コントラスト検出AF測距点
9点
映像記録
最大解像度
640x480
フレームレート
30p
記録メディアスロット
SDHC,SDXCカード
×1
バッテリー
リチウムイオン
BP-41
本体サイズ
幅
約121.5mm
約121.5mm
高さ
約66.7mm
約66.7mm
奥行き
約64.3mm
約59.2mm
本体のみの重量
約340g
約330g
発 表 日(発売日)
2012.2.8(未定)
市場予想価格
(2012夏ころ:未定)
(2012年5月か6月:未定)
SSIGMAの山木社長によれば、発売日は未定としながらも、SD2 Merrillが5月か6月ころ、SD1 Merrillが夏ころとCAPA誌のインタビューで述べました。また、SD1 Merrillは3月中の発売を予定しているとのことです。
(1)SIGMA SD1 Merrill 発売日:3月中の予定(2012年2月23日発表)
(2)予想市場価格:20万円前後(SD1購入者には40万円分の差額還元を準備)
下のNikon D800/800Eとのスペック比較表をご覧ください。
SIGAM SD1 Merrill vs Nikon D800/800Eス ペ ッ ク 比 較 表 | |||
スペック項目 |
SIGMA SD1 Merrill |
Nikon D800 / D800E | |
撮像素子 | センサータイプ | Foveon X3 (COMS)”Merrill”センサー | CMOSセンサー |
有効画素数 | 4600万画素(APS-C) | 3630万画素(FullSize) | |
画素サイズ(ピッチ) | 23.5×15.7mm(5.0μm) | 約36x24.0mm (6.4μm) | |
ローパスフィルター | なし | 2枚方式/光学的無効化 | |
映像処理エンジン | デュアルTRUE II |
EXPEED 3(16bit) | |
感度 |
通常 | ISO100-6400 |
ISO100-6400 |
拡張 | - | ISO50-25600 | |
液晶モニター |
サイズ | 3.0型TFT | 3.2型ワイド |
ドット数 | 約46万 | 約92万 | |
ファインダー | タイプ | ペンタプリズム |
ペンタプリズム |
視野率 | 約98% |
約100% | |
倍率 | 約0.95倍 |
約0.70倍 | |
アイポイント | 約18mm |
約17mm | |
位相差AF測距点 | 11点ツインクロスセンサー |
51点(クロス15点)F5.6(F8) | |
最高シャッター速度 | 1/8,000秒 | 1/8,000秒 | |
連続撮影速度 | 最高5コマ/秒 |
約4コマ/秒(FX) 約6コマ秒(DXクロップ) |
|
フラッシュ | 内蔵 GN11 | 内蔵 約GN12 | |
映像記録 | 最大解像度 | - |
1920×1080 |
フレームレート |
- |
60p,50p,30p,35p,24p | |
コーデック | - |
H.264(MOV) | |
記録メディアスロット | XQDメモリーカード | - | - |
CFカード | ×1 | ×1 |
|
SDカード | - |
×1 | |
バッテリー | リチウムイオン | BP-21 |
EN-EL15 |
本体サイズ | 幅 | 約145.5mm |
約146.0mm |
高さ | 約113.5mm |
約123.0mm | |
奥行き | 約80.0mm |
約81.5mm | |
本体のみの重量 | 約700g |
約900g | |
オプションアクセサリー | - |
バッテリーパック MB-D12 | |
発 表 日(発売日) |
2012.2.8(3月) |
2012.2.7(3.22/4.12) | |
予想市場価格(2012.2.8) | ¥200,000前後(未定) | ¥300,000/350,000 |
※1 SIGMAのプレスHPでは、このセンサーを”Merrill”センサーと公称しています。
※2 Nikon D800Eのローパスフィルターの「光学的無効化」については、当サイトのNikon D800/800E編をご参照ください。
SIGMA SD1 Merrill 編
デジタル一眼 SIGMA SD1 Merrill
Foveon X3 Merrillセンサー
”SIGMA SD1 Merrill”には、センサーサイズ23.5×15.7mmのフルカラーFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム”Merrill”)を搭載し、有効画素数4,600万画素(4,800×3,200×3層)、記録画素数4,400万画素(4,704×3,136×3層)を実現しました。画素の微細化技術の投入で画素ピッチを約5.0μmまで小さくすることで、従来の約3倍にもなる多画素化を実現しました。
Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、RGB全色を3層で取り込むことができる画期的なフルカラーイメージセンサーで、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことができます。4,600万画素の高画素のフルカラー情報により、立体的で臨場感のある精緻な画像が得られます。
※ SIGMAでは、プレスHPで、このFoveon X3(もちろんCMOSタイプ)センサーのことを”Merrill”センサーと呼んでいます。
開発背景
シグマは2011年6月、4,600万画素(4800×3200×3層)Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載したフラッグシップカメラ「SIGMA SD1」を発売し、高解像で自然で立体感のある描写を求める写真愛好家やプロに高い支持をいただきました。この自然で立体感のある画像をより多くの方に体験いただく為、イメージセンサーの高い性能はそのままに製造方法の一部の見直しを行い、改善を重ねた結果、ジェネレーションネーム“Merrill”の開発に成功しました。従来の「SIGMA SD1」の機能、性能、仕様はそのままに、この最新の“Merrill”センサーを搭載したフラッグシップカメラ「SIGMA SD1 Merrill」を開発いたしました。
4種の測光方式を搭載
被写体や撮影シーンに合わせて、使い分けられる77分割評価測光、中央部重点平均測光、中央部分測光、スポット測光の4種の測光方式を搭載。露出補正機能により、カメラが測定した露出を参考にしながら、撮影者自身が意図する露出を選択・決定することができます。被写体に微妙な明るさの差があるなど露出決定が難しいときには、オートブラケット機構により3段階、または5段階の露出バリエーションで連続して撮影することができます。補正幅は、1/3EVステップで±3EV(3段階)/±1.7EV(5段階)まで設定可能です。
最新のDDR III採用
大容量フルカラーデータ高速処理のため、バッファメモリにクラス最高のDDR IIIを採用。RAWファイルで最大7コマの連続撮影が可能に。約4,600万画素の大容量データの高速転送・処理で、最高5コマ/秒を実現します。
大容量データの高速処理が可能な「デュアルTRUE II」
Foveon X3ダイレクトイメージセンサー専用画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)II」。2つの「TRUE II」を搭載することで、フルカラーセンサーが捉えた全ての情報をシグマ独自のアルゴリズムで画像を劣化させることなく高速処理し、色彩豊かな高精細かつ立体的な描写を実現しています。
11点ツインクロスセンサー採用
AFセンサーには11点ツインクロスセンサーを採用。各ラインの位相をずらした千鳥配置を縦横に構成し、AF精度の飛躍的な向上を図りました。AFポイントは、カメラが最適なフォーカスポイントを自動的に選択する自動選択モードと自らAFフレームを選択する任意選択モードがあります。
ダストプロテクター搭載
レンズ交換式デジタル一眼レフカメラにおいて、レンズ交換時のゴミ・ホコリの侵入は大問題。このゴミやホコリがイメージセンサーに付着すると画像に写り込んでしまう場合があります。SD1 Merrillのマウント部分には光学ガラスによるシールド機構、ダストプロテクターを標準装備。マウント回りにシーリング部品を組み込み、内部へのダストの侵入を最小限に低減。また内部可動機構から発生するゴミのクリーニング用に、ダストプロテクターユニットのワンタッチ着脱機構を採用しています。
ペンタプリズムファインダー搭載
ペンタプリズムファインダーは、視野率縦98%、横98%、ファインダー倍率0.95 倍を実現。一眼レフカメラの重要要素であるファインダーの見やすさを徹底して追及。アイポイントは18mm。接眼部には視度調整機構を搭載し、‐3から+1.5までの調整が可能です。
防塵・防滴仕様
Oリング等でボタン類や接合部をシーリングし、高い防塵・防滴性を実現。カメラ内部への水滴やホコリの侵入を防ぎ、プロの過酷な使用にも高いレベルで対応します。
マグネシウムボディ採用
外観カバーに軽量で堅牢なマグネシウム合金を採用。ハードな撮影状況下での使用に耐えうる、強度と耐久性の高い筐体を実現しています。
CFカード採用
記録メディアには、CFカードTYPE Iを採用。高速転送が可能なUDMAに対応し大容量データを高速に記録します。
*マイクロドライブ等のTYPE IIのカードは使用できません。
CFカード、SDメモリーカード各1枚を同時にセット可能。CFカードは、より高速なUDMA7にも対応。SDカードは、UHS-I 規格対応のSDHC・SDXCメモリーカードも使用可能です。両方のスロットを使って[順次記録]、[バックアップ記録]、RAW画像とJPEG画像を別々のカードに記録する[RAW+JPEG 分割記録]のいずれかを選べます。カード間で記録画像のコピーも可能。また、動画撮影時には、空き容量が十分なカードが入っているスロットを選択できます。
作例
下はSD1の作例を参考までに掲載しております。SD1Merrillも、スペックに変更はないようですので、同じような画質が期待できます。
SIGMA SD1 Merrill 編 
デジタル一眼 SIGMA SD1 Merrill
SIGMA社山木社長 SIGMAブースでは、SGMA SD1Merrill の発売の発表を行ったとはいえ、DP1MerrillとDP2Merrill の簡単なパンフレット以外は、昨年のSD1のパンフレットが配布されているのみでした。たとえば、製品ロゴに ”Merrill” を新たに入れるとか、すでに昨年、大金を叩いて、SD1を購入した者への配慮や情報提供の仕方には、大いに問題を感ぜずにはいられません。
CiPa(一般社団法人カメラ映像機器工業会)が CP+2012のオフィシャルカタログVol.128を無償配布していますが、これのSIGMA社の頁には、現行のSD1とDP1x、DP2xが掲載されているのみで、Merrillシリーズは間に合わなかったようです。PENTAX K-01
も同様です。NikonD800/800EとOLYMPUS OM-Dは何とか写真もスペックも間に合って掲載されています。
昨年のSD1発表のCP+2011でも極めて情報が少なかった。
日本のCP+2012 を軽視し過ぎでしょう。また、今回も情報が少ない。価格といい、仕様に変更ないとは言いながらも、まったく不明。
たとえば、NikonやCanonのような大手メーカーが正式にアナウンスした製品に対しても、このようなことをしたならば、世界的な批判の対象となっていたでしょう。
この点は、もう少し山木社長には、ご配慮をお願いしたかったです。「みんぽす」のイベントに間に合わせることができるくらいなら、CP+2012を重視し、もう少し早い発表ができたようにも思います。如何にも付け焼き刃的な印象なので、CP+2012を少し軽く見ているのでなのかと感じています。
その辺が、SIGMAの姿勢に疑問をいつも受ける点なのです。