無差別殺傷被告が遺族に金銭要求 「百万円差し入れて」12人が死傷した広島・マツダ工場の無差別殺傷事件で、殺人などの罪に問われた元期間従業員引寺利明被告(44)の裁判員裁判の公判が22日、広島地裁(伊名波宏仁裁判長)であり、引寺被告が遺族に宛てた手紙で金銭を要求していたことが明らかになった。 手紙は事件から約4カ月後の2010年10月末、殺害された社員浜田博志さん=当時(39)=の妻宛てに勾留中の引寺被告が書いた。広島地検が代わりに受領したが、妻は受け取りを拒否した。 この日の公判で検察官が朗読。手紙には「保険金も手に入って感謝してほしい。100万円を差し入れてくれ」などと書かれていた。 【共同通信】
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