事件・事故・裁判

文字サイズ変更

殺人:元ロッキード事件判事が死亡 妻を容疑で逮捕

 ロッキード事件の裁判長を務めた弁護士の半谷恭一さん(当時78歳)が11年2月、自宅で絞殺される事件があり、警視庁捜査1課は22日、妻(81)を殺人容疑で逮捕した。妻は「殺したりはしていない。朝起きたら死んでいた」と否認しているという。親族によると認知症の症状があり、捜査1課は責任能力を慎重に調べる。

 逮捕容疑は、11年2月5~6日、東京都文京区本郷2の自宅マンションで、半谷さんの首を絞め、窒息死させたとしている。

 捜査1課によると、半谷さん方は夫婦2人暮らし。同6日午前、妻から「夫が死んでいるようだ」という連絡を受けた40代の長女の119番で救急隊員が駆けつけたが、既に死亡していた。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる急性窒息死と判明。付近の住人が前夜に言い争う声を聞いているが、他人が訪問した形跡はなかったという。

 半谷さんは東京地裁判事としてロッキード事件の児玉・小佐野ルートを担当。東京高裁部総括判事などを歴任し、95年3月に退官した。【内橋寿明】

毎日新聞 2012年2月22日 20時07分(最終更新 2月22日 20時38分)

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東海大学:健康に老いることを目指して抗加齢ドックに携わる。

現在の老化度を知り、今後の健康に役立てる

予防医学について聞く。

毎日jp共同企画