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2012年2月9日0時4分

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原発周辺で津波最大21メートル 警戒区域内で初調査

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写真:海岸近くに立つ福島県浪江町立請戸小学校では、体育館のガラス窓についた泥を目安に津波の高さを計測した=2月6日午後、福島県浪江町、県提供拡大海岸近くに立つ福島県浪江町立請戸小学校では、体育館のガラス窓についた泥を目安に津波の高さを計測した=2月6日午後、福島県浪江町、県提供

写真:残骸のようになった漁港の倉庫。壊れた屋根部分の高さを測った=2月6日午後、福島県浪江町の請戸漁港、県提供拡大残骸のようになった漁港の倉庫。壊れた屋根部分の高さを測った=2月6日午後、福島県浪江町の請戸漁港、県提供

写真:海岸付近の林に付着したゴミの高さを測り、津波の高さを割り出した=2月6日午前、福島県南相馬市小高区の角部内海岸、県提供拡大海岸付近の林に付着したゴミの高さを測り、津波の高さを割り出した=2月6日午前、福島県南相馬市小高区の角部内海岸、県提供

図:警戒区域内の主な地点の津波の高さ拡大警戒区域内の主な地点の津波の高さ

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域で、東京大と福島県のチームが津波の痕跡の調査を行い、最大で同県富岡町で21メートル超の津波の跡を測定した。ほかは7メートル前後〜16メートル前後とばらつきがあるが、調査した19カ所28地点すべてで、東電が福島第一原発で想定していた津波の高さ5.7メートルを超えていた。

 立ち入りが制限されている福島県の警戒区域内の津波痕跡調査は初めて。

 チームは6、7の両日、南相馬市から南に向かって調査。水をかぶった痕跡や漂流物がぶつかってついたキズなどをもとに、距離計測器を使って津波の高さを暫定値として出した。

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