東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、21日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日と比べ大きな変化はありませんでした。
福島第一原発の周辺では、去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
21日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、セシウム134が国の基準の1.6倍の0.094ベクレル、セシウム137が1.6倍の0.14ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の3.7倍の0.22ベクレル、セシウム137も3.6倍の0.32ベクレル検出されました。
いずれも前の日と比べ大きな変化はありませんでした。
一方、20日と21日、福島第一原発周辺の沿岸と沖合、合わせて15か所で行った調査では、南側の防波堤付近など4か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。
[関連リンク] |
|