NHK福岡のニュース　福岡放送局

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遺族が飲酒運転撲滅訴え講演

去年２月に飲酒運転による事故で息子を亡くした母親が、県議会議員を前に講演し「飲酒運転をしてはいけないという声がいろいろなところからあがれば社会は変わっていく」と訴えました。
講演したのは、去年２月に粕屋町で起きた飲酒運転による事故で高校生の長男を亡くした、福岡市の山本美也子さんです。
山本さんは、２２日の県議会で、「飲酒運転撲滅条例」が成立したあと、県議会議員を前に講演しました。この中で、山本さんは、「私たちが味わった深い悲しみはどの家庭にも起こりうることだと思います。誰が被害者や加害者になっても地獄を見るような飲酒運転は、今後絶対に起きてはいけません」と訴えました。
その上で、山本さんは、「飲酒運転をしてはいけないという声がいろいろなところからあがれば社会は変わっていくと思います。そのために条例の成立にはとても大きな意味があります」と述べました。講演を聞いた原口剣生県議会議長は「県民は、条例ができたからではなく、まずは人間としてのモラルを今まで以上に持ち、飲酒運転はやらないということを守ってほしい」と述べました。

02月22日　18時41分

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