絵心経です。四国霊場49番 浄土寺で出会いました。てぬぐいです。
お経は字が読める人でも正確に読むことが難しいですね。そこで、江戸時代の庶民の間で広まったのが、般若心経の漢文を絵に置き換えた<絵心経>です。このほかに<絵陀羅尼><絵経典>、絵文字を使った<絵暦>も作られたそうです。人気は南部(岩手県)田山系、しかし絵にかなりの間違いがあり読めなかったとか。田山系に刺激を受け南部藩御用印判師・舞田屋が始めたのが盛岡系。こちらはわかりやすく、印刷も木活押字の田山系と違い、版木刷りで、洗練された仕上がりになっています。今現在見ることがあるそのほとんどは盛岡系をベースにしたものだそうです。摩訶(カマの反対)般若(般若面)波羅(腹)蜜(箕)多(田)心経(神鏡)と…(おここさんに教えてもらいました。)