熊本県内では、熊本のほか、新玉名も950人と目標を50人上回った。新八代と新水俣はそれぞれ目標通りの1950人、1000人。4~6月は熊本と新八代が目標を下回ったが、7月以降は関西や中国地方からの観光客が順調に増えたとみている。
鹿児島県では、鹿児島中央が1万4150人と目標を2500人上回ったほか、出水、川内も好調さを維持。半面、博多に近い筑後船小屋と新大牟田は目標を大きく下回った。
一方、昨年3月12日~ことし2月19日の新幹線の累計利用者は前年の在来線特急比で熊本~鹿児島中央の66%増に対し、博多~熊本は38%増と目標の40%をやや下回った。
会見した唐池恒二社長は「博多~熊本は開業当初の不調が影響したが、その後盛り返しており、ほぼ想定したペースだ」と述べた。
同社は4月から、「ビックリつばめ2枚きっぷ」に付帯している1500円分の利用券の使い道として、現在のアミュプラザ博多に駅レンタカー九州熊本駅営業所を追加。博多発熊本行きの利用増を図る。
併せて、新たに博多~新玉名の日帰り2枚きっぷを4900円で発売。福岡市内~光の森の2枚きっぷ(7300円)も新設して割安感を打ち出す。(井村知章)
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