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真野恵里菜 スペシャルインタビュー 1
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OAD『君のいる町』テーマ曲をリリース
人気アイドルの真野恵里菜が、『少年マガジン』連載中の『君のいる町』OAD版のテーマソング「黄昏交差点」を歌っている。「ドキドキベイビー」との両A面シングルとしてリリース。『君のいる町』では声優にも初挑戦した。
毎回キュンとするお話で感情移入して 声優までやらせてもらえて幸せですね
――『君のいる町』は以前から愛読していたとか。
真野 『少年マガジン』さんで表紙をやらせていただいたときに読み始めて、ハマって単行本を全巻、大人買いしました(笑)。いろんなところで「大好き」と話して、ツイッターで瀬尾(公治)先生のこともフォローして。トーク番組でオススメに挙げたら、サプライズで先生が描いてくださった私の似顔絵をいただきました。去年はコンサートを観に来てくださったんですけど、まさか主題歌を歌えるとは思ってませんでした。
――この作品の何に、そこまで惹かれたんでしょう?
真野 絵がすごくきれいだし、少年マンガというとスポーツものや戦うものが多い中で、女の子も楽しめて、キュンとするエピソードがいっぱいあるので。
――どんな場面でキュンと?
真野 もう毎回キュンとしますけど(笑)、柚希ちゃんと青大くんが一緒になってはスレ違って離れて……というのを繰り返すたびに、うれしくなったり悲しくなったり、感情移入しちゃいます(笑)。
――マンガやアニメ全般には馴染みありますか?
真野 小さい頃は『魔法騎士レイアース』が大好きで、DVD-BOXや脚本集を今でも全部持ってます。最近だと去年の秋ぐらいに、『とらドラ!』に今さらながらハマりました(笑)。舞台をやってたときにアニメの話になって、みんなけっこう観てたんですね。私は夜中まで起きてることがなくて見逃してたら、「面白いから一回観たほうがいい」と言われて。観たらハマって、原作を2週間ぐらいで読み切りました(笑)。
――今回は声優もやってますが、初体験でしたっけ?
真野 アニメでは。『仮面ライダー』の劇場版で変身後に声を当てましたけど、戦うシーンだったから、ほとんど「ヤー!」とか(笑)。でも小学生の頃、親に「声優になりたい」と言ってた時期がありました。『レイアース』や『セーラームーン』や『おジャ魔女どれみ』を観ていた頃で、父に「スーパーの西友?」と言われて「違うよ!」とムキになってたのを覚えてます(笑)。今やれるのは幸せです。
――演じた古葉遥奈というキャラクターは、原作で印象はありましたか?
真野 すぐ分かりました。私とは違う社交的な女の子で、モノをはっきり言うタイプ。恋愛について教えたりもするので、スタッフさんから「大丈夫?」って言われましたけど(笑)、頑張りました。
――それとこの曲、ショートドラマも撮っていて。回想シーンのセーラー服は、まだまだ行ける感じですね(笑)。
真野 自分で着たときは違和感ありありでした(笑)。映像を観ても“やっぱり20歳だな”って。皆さん「まだイケる」と言ってくれましたけど、私は中学がセーラー服で、もう5年以上前だから(笑)。
――いかにも微笑ましい高校生カップルという感じで。背中から「大好き」と抱きついたり。
真野 ハハハ(笑)。初恋なんですかね? 何か不思議な感じがしました。ドラマなら役名と設定がありますけど、自分のMVで役名も自分の名前。どういう女の子か、自分と違うのか、考えるのが難しかったです。ストーリーが少女マンガみたいだったので、そういうふうになればとは思いました。
――大学生になってからの部分は、意識して違いを出そうと? 「きれいになっていてビビった」と言われる場面もありますが。
真野 メイクの感じや衣裳から、スタッフさんとこだわりました。この前、成人の日に中学の同窓会に行って、“そういうことか”と思いましたね。5年ぶりにみんなと会って、人はこんなに変わるのかと。ショートドラマでは1年ちょっと離れてたんですけど、つき合ってるからこそ気づく変化があるし、“こういう感じに思うんだな”と後になって分かりました(笑)。
――真野さん自身も変わったと?
真野 中学の頃は生徒会やクラス委員をやっていて、真面目なほうでした。高校に入ってからはお仕事を始めたこともあって、明るくなったかな。でも、同窓会で久しぶりに中学時代の友達と会ったら、「最初は大人びて見えたけど、中身は変わってないね」と言われて(笑)。ちょっと複雑ですけど、地元の友達だからこそ「変わってない」と言われたのはうれしかったです。
――真野さんのようなアイドルが同窓会に行くと、大変なことになりません?
真野 私も気をつかわせると悪いので “行っていいのかな?”と思ったんですけど、行ったらフランクに、それこそ昔みたいな雰囲気で話せて楽しかったです。“ただいま”って感じでしたね。みんな私の出る雑誌やCDはチェックしてくれてるみたいで。
――成人式には行かなかったんですよね。
真野 朝起きたら、式が始まる時間で(笑)。最初からほとんど行く気はなかったんですけど。振り袖もレンタルしてなかったし、着付けに時間もかかるので“いいや”と(笑)。
つづく
Profile まの・えりな ●1991年4月11日生まれ、神奈川県出身、B型、159㎝。
Text/斉藤貴志
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2012/02/22 13:00:00
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