※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

衆議院職員 組合費積立金盗んだ疑い

2月21日 11時31分

衆議院の速記担当の女性職員が、職員の組合費の積立金200万円を口座から勝手に引き出したとして、盗みの疑いで警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは、東京・中野区弥生町の衆議院の速記担当の職員、笹森史子容疑者(36)です。
警視庁の調べによりますと、笹森容疑者は、去年11月下旬、職員組合の口座からキャッシュカードを使って現金200万円を勝手に引き出したとして、盗みの疑いが持たれています。
口座には組合費が積み立てられていたということで、笹森容疑者は衆議院の議員会館の中にあるATM=現金自動預け払い機から数回にわたって引き出していたということです。
警視庁の調べに対し、笹森容疑者は「とったことは間違いない、借金があった」と供述し、容疑を認めているということです。
警視庁は、笹森容疑者がキャッシュカードを入手した経緯を捜査するとともに、借金の返済が目的だったとみて調べています。
衆議院の人事課は「職員が逮捕されたことは大変遺憾で、今後、事実関係を確認して厳正に対処したい」と話しています。