【社会】西尾の消防団、震災翌日も公費で宴会2012年2月22日 17時17分 愛知県西尾市の吉良消防団の交付金による飲食問題で、団員40人の第1分団が、東日本大震災が起きた翌日の昨年3月12日夜に、総会と称して市内沿岸部の料理旅館で宴会を開いていたことが分かった。当時三河湾には津波注意報が発令中だった。 2010年度の団収支報告書などによると、総会は旧吉良町内の料理旅館で午後7時ごろから行われた。出席者40人に対し、コンパニオンも12人が参加。2次会とみられるスナック代も含めて計62万円が総会費で支出されていた。 三河湾一帯では地震直後から津波警報が発令。12日午後1時50分に注意報に切り替わり、午後8時20分に全て解除された。 市消防本部や吉良消防団によると、警報発令中は団員も防潮扉を閉めるなどして警戒した。 注意報に切り替わり、旧吉良町の災害対策本部が午後4時に解散すると、団幹部らが協議し、開催に支障がないことやキャンセル料の負担を考えて開催の判断をしたという。 この費用は10年度の運営費2150万円から支出。運営費には旧吉良町からの交付金893万円が含まれている。 消防団を管轄する市消防本部の担当者は「午前の段階で津波警報が継続していれば中止するとは決めていた。何か起きれば残りの第2、3分団が動ける態勢を整えていたので問題はなかった」と説明している。 (中日新聞) PR情報
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