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ロッキード事件元裁判官 絞殺死か

2月22日 18時13分

ロッキード事件で1審の裁判などを担当した元裁判官の78歳の男性が、去年2月、東京・文京区の自宅マンションで死亡しているのが見つかり、警視庁のその後の捜査で、同居していた81歳の妻が首を絞めて窒息死させたとして、22日、殺人の疑いで逮捕されました。妻は容疑を否認しているということです。

去年2月6日の午前、東京・文京区本郷のマンションの部屋で、ロッキード事件で1審の裁判長などを務めた元裁判官で弁護士の半谷恭一さん(78)が死亡していると、同居していた81歳の妻から長女を通じて110番通報がありました。
半谷さんの首に絞められたような痕があったほか、顔にもあざがあったことから、警視庁が遺体の解剖を行った結果、半谷さんは、前日の深夜から未明にかけて首を絞められて窒息死したとみられることが分かりました。警視庁が、殺人事件として捜査を進めた結果、この時間帯に半谷さん夫婦が大声で言い争う声を近所の住民が聞いていたほか、自宅マンションに第3者が出入りした形跡がないことも、防犯カメラの映像などから分かったということで、22日、妻を殺人の疑いで逮捕しました。
調べに対して妻は、「殺したりしていません」と容疑を否認しているということです。警視庁によりますと、親族の話から半谷さんと妻は認知症だったとみられるということで、当時の詳しい状況や経緯を調べることにしています。