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京都議定書とは、1997年に京都市で開かれた「第3回気候変動枠組条約締約国会議」で採択された国際約束をいいます。
京都議定書では、先進国の各国が二酸化炭素などの温室効果ガスを将来どのくらい削減するかが決められました。また、削減目標を達成するためには、森林の二酸化炭素吸収量を活用することが認められました。
同議定書では、第1約束期間(2008年~2012年)について先進国全体の平均年間排出量が1990年(一部のガスについては1995年)の総排出量の95%以下になるよう、各国の数値目標が決められています。我が国の平均排出量は1990年の94%以下に抑えるよう決められています。(目標は1990年の総排出量から6%以上の削減)
森林吸収量はそれぞれの国ごとに目標達成に活用できる上限値が決められていて、我が国の上限値は1990年の総排出量の3.8%にあたる1,300万炭素トン(第1約束期間の年平均値)です。森林1平方キロメートルあたりに換算すると、約52炭素トンであり、他の先進国が数~十数炭素トンしか認められていないのに対し、高い数値となっています。