白鵬に「国連平和大使」就任要請

　横綱・白鵬（２６）＝宮城野＝が２１日、都内の部屋で国連から平和大使就任を打診されていると明かした。正式な受諾は検討中だが、決定すれば角界はもちろん、日本で活動するスポーツ選手では初となる。

　国連の平和大使は、米国の歌手スティービー・ワンダーら１１人。日本からはバイオリニストの五嶋みどりさんが就任しているが、スポーツ選手では例がない。過去にはプロボクサーのムハマド・アリさんも務めた栄誉ある任務だ。

　白鵬は平和大使への就任に前向きで「実現したらまずは北朝鮮に行きたい」と日本と関係が悪化している北朝鮮を訪問したい考えを明かした。平和を実現するため「相手の国に行って話し合うことが一番。できれば大相撲の巡業を向こうで、やれればいいと思う」と独自のプランも明かした。

　この日は北の湖理事長とともに、１８日に心臓の冠動脈バイパス手術を受けられた天皇陛下のお見舞いの記帳を皇居で行った。角界の発展だけでなく、世界平和をも横綱として真剣に考えていく。

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