※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

横須賀“がれき焼却灰受け入れ困難”

2月21日 13時37分

横須賀“がれき焼却灰受け入れ困難”
K10031734811_1202211351_1202211400

神奈川県が震災で出たがれきの受け入れを表明したことを巡って、がれきの焼却灰の埋め立てが検討されている横須賀市の吉田雄人市長は黒岩知事と会談し、地元自治会が反対していることを踏まえ、今の県の方針では埋め立ては受け入れられないという考えを伝えました。

神奈川県は、震災の被災地で出たがれきを横浜市などの施設で焼却し、焼却灰を横須賀市芦名地区にある県の産業廃棄物の最終処分場に埋め立てる方針を表明していますが、横須賀市の地元自治会は放射性物質からの安全が保障されていないなどとして、埋め立ての方針撤回を求めています。
こうしたなか、横須賀市の吉田雄人市長が県庁で黒岩知事と会談し、この中で「地元の意向を重く受け止めている」と述べ、地元自治会が反対していることを踏まえ、今の県の方針では焼却灰の埋め立ては受け入れられないという考えを伝えました。
会談終了後、吉田市長は、「知事には重く受け止めてもらったと思う。今後も地元への丁寧な説明を行ってほしい」と話していました。
黒岩知事は「被災地の復興のため、がれきを受け入れるという気持ちは変わらない。ただ、今、示している案のままでは実現は無理だと思うので、地元の理解が得られるよう、知恵を絞って新たな方法を模索していきたい」と話していました。