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法相“刑事事件 厳罰化進んでいる”

2月21日 10時53分

法相“刑事事件 厳罰化進んでいる”
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小川法務大臣は、記者団に対し、山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われた元少年の死刑が確定することになったことに関連して、刑事事件の判決で厳罰化が進んでいるという認識を示しました。

この事件で、当時18歳だった旧姓福田・大月孝行被告(30歳)は、殺人などの罪に問われ、20日、最高裁判所は、「犯行当時、少年であっても刑事責任は余りにも重大で、死刑にせざるを得ない」として、被告側の上告を退け、死刑が確定することになりました。
これに関連して、小川法務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「自分が裁判官や検事をやっていたころは、死刑判決が、1年に数件しか出なかったが、最近は、二桁の台が出ているので厳罰化になっている。凶悪犯罪が増えたというよりも、判決が厳しくなっているという個人的な感想を持っている」と述べ、刑事事件の判決で厳罰化が進んでいるという認識を示しました。
また、藤村官房長官も記者会見で、「大きな流れのなかで、少年犯罪に対する少し厳しい芽が出ていると感じている」と述べました。