【福岡】水俣病救済特措法、7月申請締め切り周知

02/22 12:04 更新

水俣病の未認定患者を救済する特別制度が今年7月で申請を締め切ることが決まり、環境省が22日全国一斉に周知活動を行いました。福岡市のJR博多駅では22日朝、環境省の職員が通勤客らに申請を呼びかけました。この救済制度は、水俣病特有の症状を持ちながらこれまで国に患者として認められなかった人を対象に、判定の結果一時金などを給付するものです。2010年に特別措置法が施行され、3年以内に対象者を確定すると規定されていて、政府は今年7月末で申請を締め切ります。職員は「今どこに住んでいるかを考えると、(未認定患者は)全国にいらっしゃるんじゃないか」と話していました。申請は現在の住所に関係なく、熊本、鹿児島、新潟の各県の窓口や郵送でも受け付けています。