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那覇市が雪遊びイベント中止 放射能不安で要請受け2012年2月22日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

 那覇市は21日、那覇市松尾のにぎわい広場で23日に開催予定だった青森県から運んだ雪を使った雪遊びのイベントを中止することを決めた。放射能汚染を恐れて沖縄に避難してきた幼い子どもを持つ保護者らが20日、雪の放射能汚染や子どもの被ばくを不安視し、市にイベントの中止を求めていた。
 同広場内にある久茂地児童館で21日に行われた保護者に対する説明会で、那覇市平和交流・男女参画課の比嘉勉課長は「中止を求める意見書に名前を連ねた大半が自主避難者だ。被ばくを恐れて避難して来た方々の放射線の汚染に対する心情に配慮して、中止を決定した」と説明した。
 市担当者は20日、県外からの避難者らに対し、イベントで使われる雪に関する青森県側の調査記録を示し「危険との認識はない」と説明していた。しかし、避難者からは調査結果を疑問視する声やイベントの中止を強く求める声が相次いだ。
 横浜市から昨年10月に家族で避難してきたという久野綾子さん(34)は「他の児童館でもイベントが予定されているのなら、久茂地児童館だけでなく、他の児童館も同じように中止してほしい」と訴えた。
 1995年から毎年、雪を輸送している海上自衛隊第5航空群は那覇市役所の要請で、取りやめを決定した。


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