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【芸能・社会】

大野、相葉 4月から連ドラ主役 フジと日テレ それぞれ午後9時

2012年2月22日 紙面から

 アイドルグループ嵐の大野智(31)と相葉雅紀(29)が、4月スタートの連続ドラマで、それぞれ別のテレビ局のミステリー作品に主演することが、21日分かった。大野はフジテレビ系月曜午後9時の「鍵のかかった部屋」。相葉は日本テレビ系土曜午後9時の「三毛猫ホームズの推理」。2人は謎解きに挑む“同志”として、局間のカベを越えてエールを送り合った。

◆大野 警備会社の防犯オタク

 大野はフジ系月9ドラマ「鍵のかかった部屋」で、難解な密室トリックに挑む。演じる役は、大手警備会社で働く榎本径という男。ただの会社員ではなく、セキュリティーの研究に没頭する“防犯オタク”だ。

 冷静沈着な性格で物理や化学、建築にも詳しく「この世に破れない鍵はない」と豪語する榎本が、ひょんなことから密室殺人事件の真相解明を依頼される。殺人事件の犯人捜しには興味がないが、「密室」という言葉を聞くと表情が一変。膨大な知識と鋭い洞察力で、スタイリッシュに解決の糸口を見いだしていく。

 原作は人気ミステリー作家、貴志祐介氏の同名小説。小原一隆プロデューサーは「恋愛モノのイメージが強い月9で、あえて本格派ミステリーをやる。果敢な挑戦です。どことなく陰があり、スマートさや何げないセクシーさを持つ主人公には大野さんしかいない、と直感で思っていました」と大野への期待を明かした。

 大野は本作がフジ系の連ドラ初主演。10年から「怪物くん」のドラマと映画で大忙しだっただけに「久しぶりの人間の役です」と前置きしてから、「今までまったく経験したことがない役どころなので頑張ります。密室で僕と会おう!」と意気込みを語った。

◆相葉 高所&女性恐怖症の刑事

 相葉主演の日テレ系土曜午後9時「三毛猫ホームズの推理」は、赤川次郎氏による人気シリーズのドラマ化。血を見ると貧血になる、高所恐怖症、女性恐怖症というダメダメな刑事「片山義太郎」が、人間の言葉を理解する天才猫「ホームズ」の名推理によって難事件を解決していく。

 池田健司プロデューサーは「片山義太郎は、素直でみんなに愛される、ほうっておけないキャラクター。相葉さんが演じる姿が真っ先に頭に浮かんだ」と起用理由を説明する。相葉は「たくさんの人々に愛される原作とあってとても緊張しますが、すごく楽しみです。コミカルな部分と真剣な部分をバランスよく演じることができれば」と決意を語った。

 78年に始まった原作は累計2600万部を売り上げ、何度もドラマ化されている。赤川氏は「たいへん若々しいキャストで映像化されることになり、ことに時代の最先端を行く<嵐>の相葉君と三毛猫ホームズが出会って、どんな化学反応が起こるか。原作者として楽しみに成果を待ちたい」と期待を語った。

 本作では新たに、片山刑事とホームズが対話するシーンで、擬人化した“化け猫ホームズ”が現れる。相葉は「小説にない、ドラマならではのキャラクターも登場するので、お楽しみに」とアピールした。

 ◇猫は… 猫のホームズを演じるのは、1歳2カ月のスコティッシュホールドのメス「シュシュ」。昨年2月に相葉がレギュラー出演する日テレ系「天才!志村どうぶつ園」でテレビデビューしたとあって、相性抜群かも!?

 

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