つなぐ 希望の木
災難を乗り越えてきた木々を、都内に訪ねた。
【放送芸能】未明にイラっと増殖中 テレ東 お笑い・河本の「韓国語講座」今年の目標に、語学の習得を掲げている人も多いだろう。テレビで学ぶならNHKが定番だが、実はテレビ東京でもひっそり語学講座を開いている。木曜深夜三時三十分〜四時の「イラっとくる韓国語講座」。お笑いコンビ・次長課長の河本準一が韓国を旅しながら言葉を習得していく「独学バラエティー」だ。初回0・0%という衝撃の視聴率で始まって一年。番組による教科書も発売された。 (早川由紀美) 「イラっとくる韓国語講座」が始まったのは昨年一月。番組が用意した韓国語の「イラっとカード」を河本が読み上げ、現地の人からかえってくるイラっとした反応で、生きた韓国語を学んでいく仕掛けだ。タクシーの中では「今から運転手さんがひくぐらい本気で歌っていいですか?」とことわり、植村花菜の「トイレの神様」を歌ったが、運転手は「歌が弱いね」と酷評。鍋を頼んだ食堂では「これを一回おでこに載せてもいいですか?」ときいて、おばちゃんから「死ぬよ」とあきれられた。 初回の視聴率は、見ていた人が測定不能なほど少なく0・0%に。番組の中で訪れた占い師からは、番組の寿命は「頑張って二〜三カ月」と断言された。 河本がもっとも印象深かったのは早朝のソウル駅で「スキップで釜山まで行くと、どれぐらいかかりますか」「電車とスキップとどっちが速い?」と女子高生に尋ねた時。「マジで切れられ、かわいい女の子の目つきが変わった」 しかし世の中にはこのイラっと感にはまる人もいて、番組は無事一周年を迎えた。二月に単行本「河本準一式韓国語の教科書」やDVDを発売。番組で訪ねた店などを紹介するガイドブックや、スマートフォン(多機能携帯電話)向けの学習アプリも近く発売される予定だ。 河本は「定員割れの工業高校に入ったぼくが三十五歳から始めて、韓国語ができた。壁にぶちあたるのは『勉強しよう』と思っているから」。「分からないことは置いておく」ことも継続の秘訣(ひけつ)という。上達するには「やっぱり会話」。河本は番組の最初の方では、「いただきます」を韓国語で言うつもりで、間違って「ごちそうさま」と叫んで、ご飯を食べ始めていた。「間違っても大きな声で言う人と、黙っている人とは上達に差が出る。思い切って言ってみるのは重要なこと。肝心なところでは、人は言葉でない部分もくみとってくれる」 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区) PR情報
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