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経済
【情報の未来 第1部(3)】編集者の苦悩…誰がニュースを選ぶのか
慶応義塾大学の砂原秀樹教授(51)=情報工学=は「架空の巨大企業にメディアが独占されるとの予言だったが、12年まで来てそのような状況はない。逆にフェイスブックなどのソーシャルメディアによって情報は多様化しており、大量の情報を人々が判断しきれない情報リテラシーの問題が生じている」と話す。
朝刊の編集は午前2時に終わった。近藤編集長はひと息ついた表情で話した。
「新聞は人々の『情報共有箱』として、まだ社会の安定に寄与できているとは思う。ただ、情報環境がこれほど変容する中、必要とされる情報、伝えねばならない情報とは何なのか。先輩たちも日々悩んで紙面を作っただろうが、現在のほうが苦悩は深いのではないか」
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