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【プロ野球】

李大浩が初の長打 実戦の打率は6割6分7厘

2012年2月22日 紙面から

 オリックスの新外国人選手、李大浩(イ・デホ)内野手(29)=韓国ロッテ=は21日、韓国のサムスンとの練習試合(赤間)で初長打となる二塁打を2本放った。

 相手はもともと相性の良かった右腕。昨季3打席連続本塁打を放っている鄭寅〓(※1)(ジョン・インウク)から、初回は三塁線を破り、4回には右中間をライナーで破った。2打数2安打で退くと、韓国メディアのテレビカメラ6台も並ぶ屋外会見で軽口もたたいた。

 「後輩として、先輩の調子を良くしてあげようと、真ん中へ投げて打たせてくれたのでは?」

 これで19日のDeNA戦から6打席連続出塁。沖縄4連戦(すべて練習試合)の通算成績は6打数4安打の打率6割6分7厘。3四球を選び、まだ三振はない。日に日に三冠王2度の実力を発揮してきた。

 懐かしい再会も。昨年までオリックスに在籍、今季サムスンに移籍した李承〓(※2)(イ・スンヨプ)だ。「やせていたね。昔のようなオーラが少し無くなってきたような」と冗談を口にしつつも「尊敬する人。話をするだけで力になる。自信をそのまま出せばいいという助言をもらった」と感謝する。

 あらためて李の巧打にうなった男もいた。元中日の落合英二サムスン投手コーチ。「李は韓国で最高の打者だと思う。韓国からの最終兵器。日本の一線級の速い変化球に対応できるかどうかがカギになると思う」と見る。

 まだアーチはない。だが、李は笑って言った。「本塁打を打つ姿は、練習試合やオープン戦では見られないと思う。シーズンに入ってないから、もったいない」。本番まで一発は封印するつもりのようで…。

  (吉川学)

※1〓は、火へんに日、その下に立

※2〓は、火へんに華

 

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