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【プロ野球】

キヨシ、好投国吉に愛の告白 君のことが好きになっていく

2012年2月22日 紙面から

国吉の好投にご満悦の中畑監督

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 ハマのダルビッシュにキヨシが愛の告白だ。DeNAの中畑清監督(58)が就任直後から期待する国吉佑樹投手(20)が21日、韓国プロ野球のハンファとの練習試合に3番手で登板、3イニングを無安打無失点に切り抜けた。試合後、指揮官は大喜びで国吉に近づき、“ドッキリ発言”を放った。

 「だんだん君のことが好きになっていくよ。ゆくゆくは結ばれたい」

 6回から3イニングを投げきった国吉へ、中畑監督がこう語った。快投にほれ込んだことを素直に表現する、キヨシ流の褒め言葉だった。

 国吉は前回16日の日本ハム戦(練習試合)は2イニング1失点。ただ力みすぎて内容はイマイチ。「60点」とした自己採点に中畑監督からは「甘い。50点」とダメ出しされていた。この日は反省を踏まえ、力を抜いて投げる脱力投法を目指した。投げる瞬間以外は力を抜き、直球も伸びた。6回、先頭打者を歩かせたものの三ゴロ併殺でピンチを脱出。7回は2死から遊ゴロに打ち取った打球を味方がエラーし出塁を許したが、次打者を三振に仕留めた。8回は三者凡退に打ち取った。

 「紅白戦も含めていい投球ができていなかったので抑えたかった」と国吉。監督に「好きになってきた」と告白されたことには「ピッチャーとして使ってもらえるように、好かれるようになりたい」とはにかんだ。

◆速さ見た目以上

 中畑監督は国吉を「役者になってきたね。MAXは143キロだけど見た目以上に速かった」と絶賛。キャンプ中も番長・三浦との午前6時の散歩から1日を始め、ハードな投げ込み、走り込みを続ける姿勢を高く評価する。「好きになってきた」というのは人間性も含めてのこと。「ほれ込んだ選手はオレは勇気をもって使うよ」と言い続けてきた中畑監督。一目ぼれした右腕が本物になりつつあることが、うれしくてたまらないようだ。

  (後藤慎一)

 

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