携帯電話・PHSの普及率がついに1人1台を超えた。総務省が21日発表した昨年末の契約者数は1億2986万台だった。全人口のうち契約者が占める割合を示す人口普及率は101.4%となり、初めて100%を突破した。スマートフォン(多機能携帯電話)の普及で、1人で複数台持つ人が増えているようだ。
契約数の内訳をみると、携帯電話が1億2555万台、PHSが431万台で、携帯電話だけの人口普及率は98.0%だった。
携帯・PHSの人口普及率は統計を取り始めた1988年度末にはわずか0.2%だった。95年にPHSが事業をスタート、00年度末には加入電話の契約者数を逆転し、2人に1台となる52.6%まで伸びた。ここ数年は年数%の伸びが続き、昨年はスマートフォン人気もあって契約が伸びた。(若松潤)