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【愛知】「真実を言わないかん」 南京発言、日中間の討論呼び掛け◆名古屋市長会見詳報名古屋市の河村たかし市長は20日、姉妹都市・南京市の中国共産党幹部らに「南京大虐殺は無かったのではないか」と発言したことに関し、その後の定例会見で「姉妹都市だからこそ、真実を言わないかん」と述べ、討論会など日中間の議論を深めていく考えを強調した。要旨は次の通り。 (酒井和人) −幹部への発言はどういう意図か。 旧日本軍が30万人の一般市民を虐殺したと語り継がれて(南京には)記念館まである。日本国の子孫のため(歴史認識を)真実へと正すのは63歳のじいさまの社会的、政治的使命だと思っとります。 −討論会はどういうイメージか。 何人か、私も行きますけど、南京で開くのがいい。論点を三つか四つぐらいに絞って、日本人としての主張をはっきり言っていく。 当時、捕虜収容所で放火事件があって、銃撃事件になってしまって一般の人が亡くなったり、容疑者を揚子江で処刑したりと、残念なことはあった。 南京事件を勉強してきて、一般的な戦闘行為はあったが、虐殺は無かったというのが私の立場です。 米国の高校の歴史副読本には日本軍が40万人の非武装の市民を虐殺したと載っとる。米国もこういう認識。 姉妹都市だからこそ、真実を言い、のどの奥に刺さったトゲをきちっと抜かないかん。堂々と(南京へ)言いに行かなかんです。 −幹部らは発言にどう反応したか。 淡々としておられましたね。 僕の場合、死んだおやじが南京で終戦を迎えて(現地の人たちに)本当に親切にされた。死ぬ前に「南京で優しくしてもらって、はよ帰って来られたんだわ」と言っとりました。南京事件があったとされるのは終戦の8年前。虐殺があったところでそんな優しくしてもらえるはずがないと、共産党の皆さんに言いました。南京の人たちに感謝しとるからこそ、言うんだよって。日中友好を実現するために。 −南京にある大虐殺記念館の館長が発言を批判しているとの報道がある。 議論が巻き起こって、いいんじゃないですか。中国も冷静に受け止めないかんですよ。 −市長の考えが日本人の主張だと言い切れる根拠は。 確かに日本人でも(大虐殺が)あったいう人はいますからね。大事なのは、もっと客観的に見ることじゃないですかね。日本軍はどこでどういう戦いがあったか、戦闘詳報を残してますから、抽象論じゃなくて、そういうところを一つずつ分析していけばいい。 PR情報
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