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【富山】

インドネシアから来日の女性 介護福祉士 筆記に合格

実技試験に向けて、車いすへの移動などを練習するラハイユさん(右)=魚津市大光寺で

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魚津で研修熱心に勉強 「実技も頑張ります」

 魚津市大光寺の特別養護老人ホーム「新川ヴィーラ」で研修しているインドネシア人のレスタリ・ラハイユさん(27)が、言葉の違いを乗り越え、国家試験である介護福祉士の筆記試験(一月二十九日)をパスした。三月の実技試験に合格すれば資格を取得する。

 筆記試験は、日本人でも合格率50%ほどの難関。今回の筆記試験にインドネシア人は、全国で九十四人、県内で二人が受験した。

 ラハイユさんは、日本・インドネシア経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人看護師・介護福祉士候補者の受け入れ事業で二〇〇八年に来日。滞在期間は四年だが、試験で三年の実務経験が求められたため、実質一回の受験機会だった。合格すれば在留を延長できる。

 「通知を開ける時は緊張した。とてもうれしい」とラハイユさんは流ちょうな日本語で喜び、「実技も頑張ります。資格が取れたら今の施設で働きたい」と話した。

 三年間指導した介護福祉士の谷川幸子さん(70)は「テキストが傷み、ノートが真っ黒になるまで予習復習を繰り返すほど熱心」と頑張りについて語った。 (武田寛史)

 

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