日本政府は、21日、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加を巡って、オーストラリア政府と初めての協議を行いましたが、オーストラリア側は、今回の協議では日本の交渉参加への支持を明確に示さず、両国は引き続き協議を続けていくことになりました。
日本政府の協議団は、21日、オーストラリアの首都キャンベラで、TPP交渉への参加を巡って、オーストラリアの外務貿易省とおよそ6時間にわたって協議しました。
関係者によりますと、この中では日本が交渉参加に向けた各国との協議に入ったことについて、オーストラリア側から歓迎の意向が示されたということです。
しかし、オーストラリア側は、TPPは農産物をはじめ、すべての品目の関税撤廃が原則とすることを強調し、今回の協議では、日本の交渉参加への支持を明確に示さなかったということです。
両国は、引き続き協議を続け、日本の交渉参加に向けた条件などについて、話し合っていくことにしています。
日本は、TPPの交渉参加に向けた関係国との協議で、交渉に参加している9か国のうち、6か国から参加を支持する意向を伝えられており、政府は、23日、ニュージーランドと協議するなど調整を急ぐことにしています。
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