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9月にロート製薬からデビューした、百貨店販売のスキンケアブランド「エピステーム」。ブランド名は、ギリシャの哲学用語で“真の知”という意味。前向きで美の本質を突き詰める女性に使ってもらいたい、という願いがこめられています。 「エイジングは、老化、紫外線による光老化、酸化、そして糖化の4つが複雑にからみあって起こると考え、開発された商品です」とPR担当の山田悦子さん。 最後の糖化は聞きなれない言葉ですが、「肌のタンパク質に糖が結合すると、弾力が失われるほか、加齢による“黄ぐすみ”も、この糖化が原因のひとつと考えられています」と言葉を続けます。 その対策として配合されたのが、抗糖化成分のアルサージ。「製薬の研究成果をスキンケアに応用し、開発された成分です」という経緯は、製薬会社ならでは。 さらに特徴的なのが、美容系のサプリメントやドリンクがラインアップされていること。「シミやシワといった部分的なケアだけでなく、内側からも、輝くような肌を目指します」 ●カウンセリングで未来の肌づくりを これまで、「肌研(ハダラボ)」など、セルフ系スキンケアアイテムを展開してきた同社。百貨店専用ブランドの販売は、カウンセリングにもこだわりが。「肌診断機でのチェックに加えて、過去のお手入れや生活習慣もおうかがいしています。お客さまと一緒に、肌の未来をコントロールしていけたら」 機能面だけでなく、シンプルかつ女性らしいパッケージや、アイテムごとにニュアンスが異なるバラの香りなど、毎日のケアが楽しくなる工夫も盛り込まれています。 同品の取り扱いは、西日本では髙島屋大阪店のみ。「国内での拡大展開に加えて、来年には、中国での発売も視野に入れています。今後も先端技術を取り入れた商品を、提案していきたいですね」 リビング編集部・柄谷智子 |