'12/2/22
マツダ、1700億円資金調達へ
マツダが財務基盤を強化するため、最大1700億円規模の資金を調達する方針を固めたことが21日、分かった。約1千億円の増資に加え、主力行の三井住友銀行や地場銀行から計約700億円の融資を受ける方向で調整。調達資金で、新興国での事業や環境対応車の開発を強化する。
マツダはメキシコ新工場建設のほか、ロシア、中国、タイなど遅れている新興国事業に多額の投資を予定。超円高の影響で今期、純損失が1000億円と4年連続の赤字になる中、大規模な資金調達が必要になった。
増資は公募増資で、新株を発行し、株式市場で広く一般の投資家から出資者を募る。新株の発行を伴う資金調達は、公募増資や第三者割当増資で932億円を集めた2009年11月以来となる。
金融機関からは、金利は高いものの返済の優先順位が低い「劣後ローン」と呼ばれる融資を3月末までに受ける方向で検討している。三井住友銀のほか日本政策投資銀行、住友信託銀行、広島銀行(広島市中区)、もみじ銀行(同)、山口銀行(下関市)などの名前が挙がっている。
国内の生産比率が7割と高いマツダは、超円高の影響を受けて業績が悪化している。調達資金を使い、競争が激化している低燃費車の開発も加速させるとみられる。